水曜日

R1100のM94、M97 ギアボックス

先日、12万キロを共にしたM97を、殆ど新品同様のM94へ入れ替えました。摩耗程度が全く異なるので正確には比べられまっせんが、何がどう変わったか…

ギアタッチ
まず、最初に気づいたのは、M94はミッションタッチが硬い。新しすぎるということもあるのかもしれません。長期放置されたオイルを替えてませんので当たり前か。
ローギア、
クラッチを切って一秒もたったらギアは入りません。クラッチを切るなり直ぐシフトをしないとスコッと入りません。
セカンドギア、
M97のノリで適当にシフトペダルを動かしますと、ギアがカッチリと入りません。時々抜けます。クラッチを切るなり思い切り掻き上げればカチッと入ります。
サードギア、
シフト操作になんとなく節度がない。ギアの入りもギアの抜けもありゃ?と思うくらいインフォメーションが無いです。半抜けにはなりませんが。
フォース、フィフス、
まあM97と同じですかね。
全体に、ギアのフリクションが大きくなった感じがします。クラッチ切るとインプットシャフトやらギアやらの回転が直ぐ止まっちまう感じです。なので、その惰性回転が止まらないうちにシフトフォークを動かしてやらないと上手いこと入らない…なんとなくそんな印象が強いです。

走行フィーリング、
これは全然違います。ベアリングなどの摩耗の差がでていると思います。駆動系バックラッシュが少ないというのがハッキリ分かります。使い込んだM97ではアクセルオフから実際にエンブレがかかるまで一瞬のタイムラグがあったのですが、それが全く感じられません。3rd、4thあたりを使って山道の上り下りでアクセルのOn/Offを繰り返して走っているとその違いが如実に現れます。エンジンと路面がしっかりシンクロしている感じです。今回の交換では、ここが一番違いを感じた部分でした。もしかしたら、M97もベアリングそう取っ替えすればこのフィーリングに戻るのかな。今度M97をバラして摩耗具合を見てみます。

アイドル時のクラッチのカタカタ音、
ついに出ました。クラッチを握ると消えますが、つなぎますとかすかにコツコツ音が聞こえます。クラッチハウジング組み立て時にバランス出しをしくったのかな。次にクラッチフリクションプレートを交換する際にでもバランスを取り直してみます。

ちなみに、M94も後期型はインプットシャフト・ベアリングがクリーンベアリングというものになっているそうですが、今回の個体がそれに該当するかどうかは分かりません。今回のトランスミッション入れ替えは個人的には恒久的なものだとは思っておらず、あくまでM97をリビルドするまでの中継ぎという位置づけです(ただし、何時終わるかサッパリ分かりません。冬になって出撃回数が減った頃、コタツ仕事にするかもしれません)。あと数万キロも乗ればクラッチフリクションプレートを交換するでしょうから、それまでに終わらせる…という感じです。


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