日曜日

F650GS シート考 (ゲルザブとか)

入れ替えでF6取ってきました。ついでに友人からゲルザブなるものを入手。シングルシートは低くて気に喰わんと言ったらこれ使ってみろと。

ノーマルシート

海外で言うノーマルシート(ダカールシート)、国内ではハイシート

シングルシートにゲルザブ

国内標準シート高、別名ローシート

ゲルザブ載せてみてわかりました。ローシートは高さだけではなく形状が違います。特に前方。角がダラっとカットされてまんまるになっています。これが疲れる原因ではないかと。座ると前方前のめりになってしまいます。この形状のため残念ながらメインユースはハイシートです。


土曜日

R1100RS バルブクリアランス調整

前回調整からだいぶ経ったのでバルブクリアランス調整します。

ヘッドプロテクターを外し

プラグを外し

オカメを

外し

ヘッドカバーを外し

クランクにレンチをかけて

圧縮上死点を出します

当たり前ですが右と左の圧縮上死点は360度ずれています。右で上死点を出して(右のインテークバルブが開いて閉まった後のOTマーク)右をやった後、1回転回して左の上死点を出します。

インレット0.15ミリ、アウトレット0.3ミリにします

サクッと軽く入るくらいで調整します。詰め過ぎは良くないらしい。というか、バルブクリアランスは広がるのかと思っていたら、詰まるんですね。バルブシートが摩耗しているのかな…バルブクリアランスいじりますと同調が狂います。この後同調をやり直しました。


金曜日

BMW R1100RS ハンドルポジション考 (セットバック)

前から気になっていたポジション改善のために、セットバックきっとなるものを入手しました。今回はセットバックアダプターに、角度調整機構の付いたハンドルバーもついてきました。

これ

MR?知らないメーカーです。

タレ角の調整ができるようです。起こすと

垂らすと

ノーマルを外します

セットバックアダプター取り付け

ノーマルハンドルバー取り付け

左だけ4−5センチほどセットバックしています

高さは2センチほど上がった感じ

乗車ポジションからですと、ただ単にハンドルが体に近寄ってきたような感じです

でも、ノーマルハンドルだと結構垂れていますね、タレ角はノーマル位置ならではの角度に思えます。角度そのまま手前に引いてしまうとなんかちぐはぐな印象を受けます。

そこで、新兵器

左側に付けてみました

タレ角が任意の位置に調整できます

結局今日はここまで遊んだところでノーマルに戻しました。というのは、このハンドルきちんと使うにはワイヤーやブレーキホースの長さやら取り回しやらをきちんとしないと安全に乗れないと判断したからです。クラッチ側はホーンを外して位置を変更してしまえばなんとかなりますが、ブレーキホースとアクセルワイヤー側は一筋縄では行きません。右側のワイヤリングは安全を左右しますので後日きちんと処理できるようになってから本格的に工事をしようと思います。


水曜日

R1100RS テレレバーAアーム ボールジョイントブーツの交換

先だってAアーム部のボールジョイントブーツが破損しているのを発見しました。ディーラーではブーツ単体は売ってないんです。でも、海外にはあるんですねこれが。Motobinsで探してみてください。たしか£12位でした。送料も£6程度ですのでリーズナブル。

オーダーから約1Wで到着しました

フェンザーを外し、

ボールジョイントとAアームを分離します

タイヤ下に何かカマしておかないとボルトが抜けた途端落下しますので注意

外れました

破れたブーツをめくると…アチャー

ブーツを固定していたスプリング(これ結構な曲者)

砂まじりのグリースを綺麗に拭うとジョイント部が見えてきました

幸運なことにボールジョイント部にはコレといった傷や引っ掛かりが有りませんでしたのでこのまま作業をすすめることにしました。
現在RS は13万キロ手前ですが、これだけ走って全くガタがないってある意味すごいと思いました。F6GSはだいたい2〜3万キロでステムのベアリングが逝き、ディーラーに出せば毎回2〜3万の修理費用がかかると思うと、長い目で見ればこの方式のほうがトータルコストが安そうですね。ただし初期コスト(≒製品価格)はこの方式のほうが高そうです。

グリスを塗り塗り

ベアリング用リチウムグリスをてんこ盛りに充填

カポッとブーツをかぶせます

問題はこれ

嵌めました

簡単に写っていますがとんでもなく大変です。ヘタするとブーツを破いてしまうかもです。最後までやり切る覚悟が無いならこのブーツ単品交換には手を出さないほうがいいかもしれません(といっても、ボールジョイント交換もこれまた結構な工事が必要ですが…)。しかし、ここの設計なんとなく設計ミスでは?という感じの構造です。

ボールジョイントをAアームに取り付け

130Nmで締めます

ふぅっ、完成



BMW F650GS Single '07 ツインスパーク クラッチの切れが悪化するの件 (考察中)

F650GS '07 ツインスパーク、入手した時(約32000キロ)からなのですが兎に角クラッチの切れが悪い。半端ない切れの悪さ。ニュートラルからローへ入れるとギアが壊れるかと思う程の音とショックが来ます。一度友人が乗った時も、曰くクラッチ切れてないよ(彼はXT660テネレ海苔、ロータックス単気筒搭載機)。

WEBで日本語でこの辺りを調べているとオイルが硬いとか、アウターハウジングが段付いているとか、こんなもんだとか色いろ書いてあるのですが釈然としません。でもだいたい皆3万キロ超えた辺りから症状が出だしているようです。

海外サイトをいろいろ調べてみると、どうやらこの時代のロータックス650のクラッチリリース機構に設計不良がある模様。ラック&ピニオンでクラッチプレッシャープレートをハウジング側へ引き寄せてリリースします。ラック&ピニオン機構はクラッチハウジングに付いているのですが、クラッチハウジング側のラックが収まるホール(未対策だとアルミ合金ですね)が摩耗すると、ラックが傾いてクラッチを垂直に引っ張り上げることができなくなることが本質的な原因みたいです。BMWはツインスパーク辺りでクラッチリリースベアリングの方を先に対策していますが、ベアリングが減るよりもアルミのケースが減るほうが早そうです。


G650X

YouTube画像はG650Xですが、基本的なデザインはF6初代からずっと同じです。途中、ラックの収まるクラッチハウジングのホールに鉄のスリーブが入っていた時代もあるそうです('07の1月製造機以降)。現在のG6系はクラッチカバーが別ピースになっていて簡単に外せるようになっているようです。想像ですが摩耗した時に交換しやすくしたんでしょうか。自分のも一度開けて見たいのですが、クーラントも抜かないとならないので二の足を踏んでいます。おそらくココを開けたらクーラントのインペラーシャフトのシールも交換することになるのかなぁ。ちょっと開けてみてみるってわけにも行かず…さぁてどのタイミングで開けてみようかな。


こういうチャレンジャーも居ます。真鍮のスリーブを自作してカバーに打ち込むというものです。

後日談

モトラッドへ行き、クラッチの切れが悪いの件雑談してきました。どうやらモトラッドもクラッチハウジングの穴が広がってラックギアが傾き、まともに切れなくなるという事象は承知していました。ニュートラルが非常に出しにくくなったり、ギアを入れた時にガチョーンという大きな音がしだすと。現象的には全く同じです。で、こうなるとエンジンの外側であれこれやってもどうにもならないとのこと。で曰く、直すにはクラッチハウジングカバー交換しかないと。でカバーいくら?と聞いたら4万円ほどするらしい。
対策部品は出ているの?と聞いたら、F6には特に出ているという情報はないと。ただG6からスリーブ入りの部品へ変更されたことは認知していました。やっぱりね…です。
対策していないハウジングカバーに4万も出して交換しても2−3万キロ走ったらまたクラッチが切れなくなるのでしょう。
ここは一つ、既存のカバーを改造してスリーブを打ち込む道を模索したほうが確実そうです。問題はそういう作業をやってくれる工場を探すことかな。



火曜日

R1100RS シルバー ウィーク カヤの平で朝霧を見るツー

シルバーウィークです。今年は5連休。

6時過ぎ、出撃

会津に近づくと雨に降られ…

宿へ直行。フリーライハ?福福亭

うま…裏手にはクマも居ます

ランチを頂く。チャーハンうまい

支那そば頂戴と言ったら、細麺無くなったのでこれで勘弁と親父さん。
これまた昔懐かしい味。チャーシューめちゃうま~です。

近所の子供達がペットと遊びに来ています

五右衛門風呂!?ここ?道路脇じゃんか?

しかも囲い一切なし。野趣溢れすぎです

湯もみなどしてみた

風呂に入っていると馬が…

至福のひと時

ちなみに、この後到着したうら若き女性ライダー、この明るさで五右衛門風呂にチャレンジ!湯船に浸かったところで呼びつけられ記念写真を撮れと…マジですか。

陽が暮れる

大間のマグロのカマ焼きが始まる

車道を占拠してで宴会が始まる

ひゃ~

宴会中に次々とライダー到着。今日は総勢8名での宴会となりました。みな持ち込みで公道宴会の事はよく知っているらしく、あれよあれよと持ち込まれた食べ物と酒でテーブルが埋めつくされました。この後店内へ場所を移し、日付が変わっても延々と宴会は続く。
翌朝の片付け清掃は大変でした。

旅立ちのとき

朝、昨日五右衛門風呂にチャレンジした女性ライダーが早起きして店の厨房でカレーを作っています。そろそろ出ると言ったら、青森弁で食べてけや…と。ハイ遠慮無く頂きました。
とても心に残る宿でした。いつかまた訪れたいと強く思いました。きっとまた来ます。宿の親父、その日集まったライダー達との公道を占領しての夜の宴会、どれもこれもがバイクという自虐的手段で旅する者にとても心地良い時間を提供してくれました。
宿の親父に訪ねました、なんでフリーでライハをやっているのですか?…恩返しだと。その言葉がココで流れる時間の全てを物語っています。玄関にクマの餌募金箱が置いてあります。ありったけの小銭を放り込んで宿を後にしました。

今日の最初の目的地、磐梯吾妻スカイライン

吾妻山

先日の大雨で道路崩落

浄土平までのピストンです。因みに福島側からは入れません。復旧は今週いっぱいかかる模様。まずは片側交互通行で開通、紅葉シーズンまでに本格的に直すとか。



今日のお宿、カヤの平

浄土平からは流石に遠かった。暗くなっての到着です。千葉からの友人は先に到着

朝6時、寒さで目が覚めた

しかしなんでこんなに混んでいるのでしょうか。なんでも何かでココが紹介されたらしく、一気に人が押し寄せたとか…テントを電蝕した人が居たり、まるでクリスマスのような賑やかさでした。ちょっと興ざめしました。

まずはコーヒー

霧が晴れ爽快な天気

もうここは秋の空


つま恋、浅間山

つまこいパノラマラインは何度走っても気持ちの良い道です。

八ヶ岳、八峰の湯町営キャンプ場
5連休のせいか、ダダ混み

夜が更け宴は続く

朝5時、朝霧の中モーニングコーヒー

この後速攻で帰宅、今日は大渋滞するらしい。早出して正解でした。
足掛け4日間、1,000キロの旅。紅葉の時期にもう一度走りたいコースです。

RH975 ナイトスター 改造シートで350キロ走ってみた

 ナイトスターの改造シート、GWのロンツー前に長距離の様子を見たいので、金沢から敦賀まで下道日帰り往復してみた。行きは鶴来経由で山中を抜け、帰路海沿いをひたすら走る。だいたい350キロは走っただろうか。約8時間は座っていたのでどんなシートであれ尻の表面はまあチョコチョコ痛くなるの...