月曜日

RH975 ナイトスター 改造シートで350キロ走ってみた

 ナイトスターの改造シート、GWのロンツー前に長距離の様子を見たいので、金沢から敦賀まで下道日帰り往復してみた。行きは鶴来経由で山中を抜け、帰路海沿いをひたすら走る。だいたい350キロは走っただろうか。約8時間は座っていたのでどんなシートであれ尻の表面はまあチョコチョコ痛くなるので着座位置ずらしは必要だが、腰が痛くならなかったのが感動的だった。これは着座位置と厚手のクッションのおかげだろうと思う。というわけで、GWのロンツーはこのスペシャルシートで行くことに決めた。


鶴来を抜け山中走る

敦賀の赤レンガ

若狭湾


金曜日

RH975S ナイトスター シートカスタムDIY

 ハーレーナイトスター、23年式は今のところ始動不良など発生せず、快調に走っています。

唯一駄目だなと毎回思うのはポジション。ハンドルが遠いと言われていますが自分は違うと思っていて、デフォルトではボバースタイルのハンドル+ステップ(Midコン)にチョッパー用シートがセットされているので腰をエビのように曲げないとマトモに乗れないという変なポジション。アメリカ人みたいにデカいガタイならそんな違いも吸収できるんでしょうけれど、ギリギリ頑張って乗ってる日本人には無理。自分はナイトスターのハンドルとステップ位置はまあ楽な位置にあると思っています。社外品でプルバックを少し大きくしたハンドルが出ているようですがどうだろ、チョッパーにしたいなら純正のプルバックハンドルに変えたほうが良いと思うし、そもそもその社外品は形状が標準ナイトスター用と思われ、ライザーが既に少しプルバックされているスペシャルにつけるとバンザイハンドルになるでしょう。なので自分の中ではいまいち選択。自分はやはり諸悪の根源であるシートをなんとかしたいのですが、ご存知のようにナイトスターのシートなんて殆ど出ていませんし、US版はあってもクソ高い模様。というわけで、しょうがないから作ってみるか…と。自分の理想系は空冷スポスタの883R+K&Hのダブルシートとか、そら豆シートです(そもそもチョッパーが好きではない…運転し辛そう)。

ナイトスターでもやはり、カスタムしないとマトモにならないというハーレーの伝統だけは守られているようです。ならばこちらは金をかけずにDIY!


ハニカム構造のクッションです

これがあればシート上が多少ヘンテコでもなんとかクッションになってくれます(アマゾンでもアリエクでもお安く売ってます)。
ですが、シート上面の角度までは矯正できません。
ナイトスターのシートの欠点は、自分的には後ろ側が思いっきり下がっていることです。
ナイトスターの紹介ビデオたくさんYoutubeに上がっていますが、
ムービーをよく観察していると気がつくと思いますが、
なぜかほとんどの小柄な試乗者は思いっきり前に座っています。
そう、そのほうが断然運転しやすいんです。
女性でも運転しやすい重さとサイズ感のナイトスターですが、
このポジションのお陰で所有を諦めた人は多いでしょうね。
(ハンドル引いたら済む問題でない)

自分168程のタッパなので乗れるといえば乗れるのですが、
このナイトスターのシート上面の傾斜は、
うしろがダダ下がりなので、踏ん張ってないとうしろに下がっていくので、
長時間乗っていると無茶苦茶疲れるんです。
今まで疑問感じながら乗ってましたが、シーズンインを目前にして、
このままノリ続けることに嫌気が差してきたため、
そのシート上面の傾斜を変えてやるか…というDIY企画です。
(自分結構な腰痛持ちです)


硬質ウレタン

コメリで30x300x300を買ってきました。
1,000円ほどで買えます。

結構硬い代物です。
座ったくらいでは潰れません。
このまま座面に使ったらとても座れない硬さです。
いいんですそれくらい硬いほうが…
シート上面の角度を変えるためだけに使うので。
おしりの痛さはハニカム構造のそら豆クッションでカバーします。

準備したもの

形状は合わないので削る必要あり

ノコギリできる

いろいろ試しましたけど、これが一番効率的でやりやすいです。
カッター?無理無理、全く使い物になりません。

ノコで削る

形状を調整するときは、切るというより、
鋸の歯でヤスリかけるように削っていきます。

とりあえず前後の傾斜は合わせた

本当はスポンジ整形に都合の良いヤスリってのがあるらしいのですが、
そんな特殊な工具買ってたら味見実験の投資がかさむのでとりあえずノコギリで代用。
DIYチャレンジなんだから、良い工具の調達は上手く行ってから考えれば良い。

こんなもんか…

今度は左右の形を合わせる

合わせた

一応、両サイド上面ももノコで切り落としてナナメに面取りしました。
細かい調整は今はしません。そら豆クッションでごまかします。

こんな感じ?いいんじゃない?

おお、

ハニカム構造のクッションをかぶせて出来上がり。
このままのほうが、雨に濡れたときとか乾きやすいしね。
ハニカム構造そら豆クッションは穴だらけなので濡れても速攻で乾きます。
また中敷きにした発泡ウレタンフォームはスポンジと違い、
バブル状の気泡が入っていて穴が外に通じていませんので、
雨が降っても表面が濡れるだけで内部に滲みません。
それに今後乗ってて形状が尻と合わないときは
再度形状調整もし易いですしね。
最終的にこれだという形が決まってきたら、
どっかのシート屋に持ち込んでワンオフ作りたいと思います。
(そのために、改造用純正シートを入手してあります)

おそらくこの中敷きとクッションでシート高が4〜5センチ上がっているとは思いますが、
もともとが715ミリなのでその程度上がってもまだまだ低いです。
(中敷きウレタンの厚みを20ミリに変えればまだ10ミリ下がると思います)

シート形状さえ決まったら、ナイトスター、
こんな乗りやすいバイク無いですわ。
23年式からはバッテリー上がりとか、
変な始動不良は出ないみたいなので、
なかなか良い旅バイクになれると信じてます。

で、翌朝。

天気が良いので付けてみた。

ん、良いかも

シート上面が水平になっています(期待値)



乗ってみました

座面が数センチは上がった印象ですが、
元々シート高は715ミリしか無いので全然低いです。
両足ついても膝が少し曲がります(背は168位ですが)。
座面がほぼ水平なので、どの位置に座っても尻がずれてきません。
シートの前の方に座りますと、ほんまボバースタイルの乗車姿勢。
それがやりたかったことなので、半分成功した感じ。
あとは長時間乗ったらどうなるか…です。


あとこの改良でもう一つ良いことが見つかりました。
エアクリとイグニッションコイル?のカバーが
膝のあたりに来るのでニーグリップがバッチリできます。
アップライトな姿勢、
自然なステップ位置、
手を伸ばすとそこにハンドル、
膝を締めればタンク…ならぬ、機器類がそこに。
ムード的にはトライアンフの二気筒に乗っているような感じになります。


もし、
ナイトスターの乗車姿勢に疑問を感じていて、
多少身長があって(≒ 715ミリのシート高がマストでない)、
かつチョッパースタイルを目指していない(≒ ボバー好き?)、
なら、投資はたった3,000円。
これ試してみる価値あると思います。


200キロほど走りました。


ん〜富山の山中はまだ冬です。


酷道の入口(行きません)


越中八尾、諏訪町。


風の盆の時期は賑わいます。

ようやく桜も咲きだしました。

帰宅したときの感想ですが、
腰が痛くない!
これまで下道200キロ走ったら、
帰宅後はしばらく腰が痛くて
立ち上がれない状態でしたが、
今日は調子良さそうなので、
ジムへ行って泳いできました。
思うに、そら豆クッションの効果だと思います。
ちょっとグニュグニュ感はありますが、
下からの突き上げは相当緩和してくれていると思います。

ナイトスターのリアサスよくできているとは思うのですが、
個人的感想では思いっきりハイウェイ仕様。
100キロ前後で走っているときは、
高速の継ぎ目とか段差のショックはとても上手く吸収します。
ダンパーも結構効いてて安心。
ですが、下道タラタラには辛い硬さ。
さらに、
いま北陸地方は地震影響であちこちの道路や橋が段差だらけ。
うっかり速度出したまま突っ込むと、
ホイールがやられるんじゃないかと思うほどひどい段差も。
北陸方面ツーリング時は気をつけて。
特にBMだとホイール柔らかいので、
橋の入口の段差突っ込んだらイチコロかもしれません。

火曜日

RH975S ナイトスタースペシャル (ソフトウェアアップデート)

なんかナイトスターのファームが最近変わったようだ。


1,5,6が実感あるので意味ありげカナ

● 日中なんかメーター暗いんですよね(1)

● ナビのコンパスが結構お馬鹿な感じだったので良くなるのかな?(5)

● これまでガソリン残量の警告(赤ランプ)が結構早い印象だった(残1/4タンク≒約3L、残り距離にして80キロ弱)のが、残1/8(約1.5L)になったらしい

それって残り距離にして約40キロ?んーちょっと深い山間部入ってたら危なくないか?REDの前に一度黄色警告が出るので、その時点でガススタ探し始める必要あり(これまで黄色はカチ無視してました)



BMとはこの辺大違い?

新しいソフトウェアはユーザーが落とせる、ユーザーでもディーラーでも書き換えられるよと書いてある。。。

ブツはココにあって、


インストラクションにはこう書いてある
(早速usb-cのusbメモリをポチりました)

物が届いたらやってみよう。ので準備。


なんか、ちゃんとしたUSBドライブ使えよってマニュアルが言っているので、マニュアルに載っているのと同じものを買ってきた。amazonで1,000円ちょっと

RevolitionMAX系のシステムアップデート用には、USBメモリはFAT32でフォーマットしとけって書いてあるが、このUSBメモリはデフォルトでexFATになってます。んで32GB超えは基本exFATなのでWindows標準フォーマッターではFAT32にできない。

そういうのは、今やWindowsPowerShellでやるんだそうだが、なぜかこのHP?のは上手くいかなかったので、HP?のFAT32フォーマットツール落としてきた。

今のところ頑張っている雰囲気が見えるのだが、

どうやらこのツールだと成功したようです。
(Windows PowerShellでできるという情報もあるが、このHPのは上手くいかなかった)

FAT32になっている。

日曜日

ナイトスター バーエンドミラーの位置変更

ナイトスターは最初からバーエンドミラー仕様。個人的にはあまり好みではなかったのですが、後方視界は抜群に良い。 ただ、日本で走るには異様に幅広い感じがして少々接触の怖さがあった。興味本位で左右をひっくり返してみた。これにより上下位置が逆になり、ハンドル外側に出ているのが内側へ向くようになる。

変な出っ張りがなくなってとてもスタイリッシュになった感じはするのだが、バックミラーとしての機能性は半分に低下した感じ。切符切られない程度で、車線変更は目視確認が必須になりました。







RH975 バッテリー補充電(乗らない季節のメンテナンス?)

 最後に乗ってから3週間ほど寒空に放置したのでバッテリーの状態を確認します。エンジンは始動させませんでしたがスイッチは入り、無事システムの起動は出来たようです。ただ電圧を見てみると…

12vジャスト

ちょっと危ない領域入ってきているのかもしれません。
補充電することにしました。

バッテリーテンダーを繋ぎます

最初からバッテリーポートが準備されているのは助かります。
ちなみにこのバッテリーポートの隣には電熱服を繋ぐ
ポートが2つ、最初から用意されているようです。

30分ほど放置

そのうちバッテリーテンダーは緑点灯に変わったようです。

12.4Vになった

更に補充電?

電圧確認をしばらくしていると電圧は下がっていきます。
メインスイッチを切ると、再度補充電が開始されました。
今度はモノの数分で緑点灯に変わります。
充電は完了してるってことですかね。
ここらで止めておきます。

12.6v

二回目の補充電で電圧は12.6vまで上がりました。



土曜日

令和6年能登半島地震…

令和6年の元日夕方、数千年に一度と言われるレベルのプレート変動を伴う大地震が、ここ石川県を襲った。自分もちょうど倶利伽羅さんへ初詣に行き、その帰路、車の中で地震に遭遇した。まだ正確な被害状況も掴めず、救助、復旧作業の真っ只中であるので、地震について意見するには尚早すぎるので止めておく。

地震前、奥能登は里山海道を使えば比較的簡単?にアクセスできた。陽の長い時期であれば日帰りで能登半島周回ツーリングは難しくなかった。地震後、ニュースで聞く地名の景色は今でもほぼ脳裏に焼き付いており、現状の映像を見るたび目頭が熱くなる。この冬は例年になく暖冬で、地震の2日前にも能登外浦を走ったところだったが、TVに流れている惨状を見る限り、もうこの景色は暫く戻ってきそうにない。早く風光明媚な奥能登の海岸線の景色が戻ってくる事を祈るばかりである。










木曜日

RH975 バッテリー補充電?

 とうとう年末年始休暇に突入、バイクは既に冬眠体制に入っていますが、今日はなんだか良い天候に恵まれましたので、カバーを外してバッテリー充電します。



二週間ほど放置してたのですが、バッテリーテンダー繋いでも全然充電しません。あっという間にオレンジから緑点灯となり満充電だと言っています。その前の2周間放置プレイ後にバッテリーテンダー繋いだときも同じ反応でした。冬場はバッテリーテンダー繋ぎっぱなしにしておけとディーラーで言われたのですが必要なくない?2023年式のバッテリー、全然自然放電しないみたいです。次は1ヶ月放置して様子を見てみる。


とはいえバッテリーテンダーがおかしいという事も考えられそうなので、一応エンジンかけて近所を20キロほど走ってこれでもか充電してやりました。


春が待ち遠しい…


RH975 ナイトスター 改造シートで350キロ走ってみた

 ナイトスターの改造シート、GWのロンツー前に長距離の様子を見たいので、金沢から敦賀まで下道日帰り往復してみた。行きは鶴来経由で山中を抜け、帰路海沿いをひたすら走る。だいたい350キロは走っただろうか。約8時間は座っていたのでどんなシートであれ尻の表面はまあチョコチョコ痛くなるの...