金曜日

BMW R1100RS '97 クローズドループ再び

先日スロットルをまともなものに変えてみました。ものは結構新しく、バタフライシャフトも摩耗していなさそうです。ここで以前捨て去ったクローズドループに戻したらどうなるのか?という興味が湧いてきましたのでやってみました。やることは簡単です。CATつきマフラーに戻し、O2センサーを結線し、CATコーディングプラグを差し込むだけです。COポテンショメーターはCATプラグを刺すことで無効化されますので、インストールしたまま放置です。

しゃーん

しっかりBoshのO2センサーが鎮座ましましています

334.3キロ走って

14.23L

燃費23.5K/L、やはりクローズドループは燃費が良いです。

触媒が効いてるのかな、排気口周りも汚れません。

しかしクローズドループはTPSしか弄れませんのでセッティングが難しいです。最終的に0.383V に落ち着きました。

追記:燃調をO2センサーフィードバックによるクローズドループ制御に戻すと、モトロニック2.2の燃調制御はセンサー命になります。吸気温、油温、TPS電圧、O2センサー出力電圧を見ながら制御されます。通常弄れるのはTPSだけです。ノミナル値はアクセル全閉で0.375Vですが、なかなかうまく回ってくれません。暖気後に5mV単位で少しずつずらしながら様子を見ます。

燃調マップが弄れないので、海外(特にUS)にはモトロニックを騙す(センサー出力を弄る)という手法のチューニングパーツがいろいろ出ています。世の中にはなんちゃって吸気温センサーとか、O2センサー出力ごまかしデバイスがありますが・・まあどれもこれも要は燃料を規定よりもたくさん吐かせるための細工なのですが、もうそうなると何のためのクローズドループなんですか?という話になってしまって、それならいっそオープンループにしてTPSとCoポテンショメーターをイジったほうが、BMW設計的にはまだマトモです(そもそもオープン制御機は実在しましたからね)。アメリカあたりでへんちくりんなチューニングパーツが流行ったのは、アメリカにはほとんどオープンループ制御機は販売されなかったためと思われる(排ガス規制)。

プラグも変えてみた

燃調系をクリーンなものに変えたので、プラグもクリーンにしてみた。プラグは純正指定品であるBoschのFR6DDCしか使いません。
で、外したプラグは大変なことになっていました。異物がプチプチ付いているところを見るといつか異常燃焼したらしい。今度はこんがりキツネ色に焼けることを期待してます。

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