長い間、こんな状態で放置されていました
ちなみに、ファイナルにひっついている継ぎ手はドライブシャフトの一部です。スプライン嵌合部にスナップリングが入っているため、手で引っ張っても抜けません。ちなみに純正のBMWスペアパーツはこの継ぎ手とドライブシャフトがセットで供給されます。
ドライブシャフトを元のように挿入します
継ぎ手の隙間にドライバーを突っ込みます
奥まで入れてはいけません。ドライブピニオンギア・シャフトの中心まで差し込みます。
ドライブシャフトを手前へエイっと引きますと外れます
ココは外から見る限りなんの問題もなかった…
中はこんなふうになっているらしい
じつはココの傘歯車シャフトのベアリングなどを懸念していました。駆動力をかけるとこの歯車は前進側へ逃げようとする力が強力に働くはずです。その力はドライブシャフト側は一切支えていません(ドライブシャフトのスプラインに入っているだけで、前後にはフリー状態)ので、5番のベアリングが軸方向の力を全て受け止めているはずです。
傘歯車の軸を手で揺する限り、全くと言ってよいほどガタは有りませんでした。もしここのベアリングが逝っていた場合、デカイ万力は要るやら、専用工具は要る(3番のリングを外すのに)やらで工事はとんでもなく大変。ただ、ここがヤラれたというネタは海外ネタ探しても少ないです(ここからファイナルのオイルがスイングアーム内に漏れたというのはたまに見かけますが)
クラウンギアの嵌合にガタがないことは解りました。クラウンギアを手で回してみればすぐ解ります。ここが逝っていたらトンデモナイ出費になります。ギアのセットだけで$644!...
なお、リアのブレーキディスクローターは、このクラウンギアに直留めですが、ロックタイトを焼かずにローターを外そうとしてローターを留めているねじを折ってしまうケースを良く聞きます。折れたネジをほじり出せなかったら...トンデモナイ出費が待っています。
よくヤラれるのが、3番のベアリングらしい
ここは壊れてガラガラ音でも出していればすぐ解りますが、クラウンギア本体が1番のオイルシールにキッチリとハマって居るので、摩耗が微妙な状態だったら手で揺すったくらいではワカラナイかもしれません。おそらくバラしてみないとワカラナイ。ただ、一度ここをバラすとベアリングサイドのシム調整が必須に成りますので面倒です。開けてみるかどうか思案中。
リアディスクも取り外しました
リアディスクはまだまだ使えますので取り外してスペア部品化しました。
しかし開けたところで、不具合見つけたら作業ともかく新品部品がメチャクチャ高いです。開けてダメだったら状態の良い中古のファイナルドライブをみつけてポチるっていうのが現実的な解決策かもしれません。ここは外観の綺麗さだけでは何も語れないので、ポチるのはある意味、賭けになります。安いのをポチってバラして確認し、状態の良い物に当たったらそれを残すという手しか無いかもしれません。
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