なんでも良いのですが、とにかく金属の当てものをして叩かないと、まず真っ直ぐには入りません。ここでは先に外した古いベアリングレースを逆にして新しいレースに当てています。金属の当てものとして、ベアリングレースプーラーを逆さまに突っ込んで、真ん中を詰め物で広げてあります。手元にいいものがなければくさび状にした木材などを突っ込んでも良いかもしれません。レースプーラーを突っ込んだのは、古いレース外周が新しいレースの外周にキチっと当たるようにするためです。ちゃんとしたレース圧入工具などがあれば、そちらを使ったほうが良いでしょう。
入りました
レースを叩き込む場合は、レースがきちんと底を打つまできちんと叩きこむことが必要です。底を打ちますと叩く音が、カーンという甲高い音に変わります。全周で同じく甲高い音がするのをきちんと確認します。さもないと、組み立てたあとでレースが動くとか、ベアリングが片当たりするなどの不具合が出ます。F6のステアリングヘッドのアウターレースは、古いレースを当てて打ち込んでも、古いほうが外れなくなることはないと思います(実際そうはならなかった。インナーレースは話が別です。やったら抜けなくなります)
下側
こんな感じであてがって
気長に打ち込みます
アウターレースプーラーは、旧レースの位置合わせのためだけに使用しています。この方式で打ち込む時はプーラーを叩いてはいけません(本当はレース圧入工具があればよいのですが…)
出来ましたー
下のアウターレースはトップチューブよりも幾分奥まった所へ収まりますので、底まで打ち込む場合は古いアウターレースが必要になります。この部分はステムと違い、古いレースで最後まで叩き込んでも、それが抜けなくなることはありません。
続く(フロント組み立て)
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