出勤時からやっていましたが、帰る頃には大道具さんたちが撤収作業をしていました
→ (後日談)脳内ポイズンベリーの撮影やってた模様。真木よう子が居たのかなぁ…
じゃーん、これをかちこみます
役者は揃った
まずは上部のラウンドナットにインナーレースをかちこみます
先だってバラした古いベアリングのインナーレースを逆さまに重ねますと打ち込みが確実です。カラーを噛ませないで叩くとベアリングリテーナーを潰して壊してしまいます。
全周が均等に入るよう、ラウンドナットを少しづつ回しながら気長に打ち込みます
ハンマーの打音がある時カーンと甲高い音に変わります
甲高い音は、インナーレースが底当りした証です。全周が底当りしていることを確認するため、最後にもう一周、ラウンドナットを回しながら強めに打ち込んで打ち込み終了です。
アウターレースをかぶせて荷重をかけながら回し、ベアリングの動きがスムースであることを確認します
ホムセンで調達してきたφ32mmのステンレスパイプです。
アマゾンでも同じものが手に入ります
取付面を軽くヤスってゴミやサビなどの異物を綺麗に除去し、錆止めのためグリスを塗ります
ダストカバーにグリスを塗りつけて取り付けます。
これを忘れてベアリングを打ち込んだら、後戻りは大変。
※ ダストカバーは毎回新品に交換したほうがよいです。
まぁ結構な値段するのですが、
ポンチで叩き出した時点で多分だこべこになっているはず。
純正パーツはこれ。
寺に行って番号言って、取り寄せてといえばほぼこの値段で出て来る。
07 31 42 1 234 509 RING 2 $7.92
ちなみにですが、純正のベアリングは…
08 31 42 7 663 941 TAPERED ROLLER BEARING - 28X52X16 0.32 2 $75.00
まじかこの値段。
NSKので十分です!
インナーレースを目視で垂直に差し込みます
上から、φ32mmのステンレスパイプをかぶせます
ステンレスパイプが、ベアリングリテーナーの板金を踏まないように気をつけます
打ち込み中
打ち込み時は、片手でパイプの下の方をしっかり握りパイプが全周でインナーレースに当たっていることを確認しながら、パイプ上部の場所を変えながら叩きますと平行にレースが入ります
打ち込み完了
アウターレースをかぶせ、荷重をかけながらベアリングの動きがスムースであることを確認します
インナーレース装着完了
アウターレースを打ち出すための工具も調達しました。これはアウターレースの内側に爪を引っ掛け、叩き出すための工具です。でかい音がするので週末日中にでもチャレンジします
(STRAIGHT/ストレート) ステムベアリングレースリムーバー 19-520
(このツール、オイルシールを抜いたり、マフラーのガスケットを抜いたりと、いろんな用途に利用できます。必携ツールと言っても良い)
ps. ベアリングと一緒に嵌めてあるダストカバーですが、殆どの場合ポンチでベアリングを叩きだした時点で、相当ダメージを受けてベコベコになっているはずです。私の場合は気長に当金をしてハンマーで叩いて、ポンチ痕を均して平にしましたが、理想的にはこのダストカバーも新しいものへ交換するのが吉です。ちなみに、このダストカバー、あまりにベコベコですとインナーレースを打ち込む際、レースがきちんと底に当たりませんです。ヘタすると組立後、乗っている間にソコが潰れてレースが動き、ガタが出る可能性があります(まあそうなったら、ラウンドナットを再度締め込めばよいのですが)。
あるページには、以下の様な記述もありました。
We recommend that you replace this when replacing your steering head bearings. It is likely to get damaged when removing the lower bearing.
(ステアリングヘッドベアリングを交換する際にはこれを交換することを推奨する。恐らくロアーベアリングを取り外した際にダメージを受けている)
続く(その4)
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