オイルヘッド
R259エンジンは別名オイルヘッドというのですが、ヘッドの排気周りの熱を専用オイルラインで奪い、オイルクーラーに回しているようです。サーモが開かないと、熱せられたオイルはそのままオイルパンへ戻されます。
こいつか?
さっきの図からすると、こいつが下がって上がっているとオイルクーラーには行かないことになる。
※ 1100RSは、最終型エンジンにはサーモが装着されているらしいです。このエンジン、2001年式なので恐らく最終型になります。
先日、運転していても、オイルクーラーが一向に熱くならないということに気がついた。オイルポンプが壊れたか、サーモが動いていないのか…オイルポンプが死んでいたら、今頃エンジンが死んでいます。おそらくサーモが原因。
で、パーツリストと写真をよ~く見比べると何か部品が足りません。”ベース”って言う部品が入っていないように見えます。この真鍮出できた部品がサーモで、加熱されると真ん中の銀色の棒がにゅ~っとサーモ本体から出てきます。その棒を何かで押さえてやると、逆にこの真鍮のサーモ本体が下に下がっていくわけです。サーモの下にはスプリングが入っていますので、グイグイとサーモが押し下げられてシリンダーヘッドを通ってきた熱いオイルの経路をオイルクーラー側に導くという寸法です。
ベース?
これは車(BMW)のオイルラインサーモですが、上に乗っかってる島津藩の紋の下にサーモが居て、真ん中からにゅ~と棒が出てくるはずです。普通こういう受け止め機構が居ますよね…Orz。
なんですが、このサーモからにゅ~っと出てくる銀色の棒を受ける機構が(この写真では)どこにもないわけで、サーモの役目をしてないわけです。
サーモが機能しないと、加熱されたオイルはオイルパンへ直行してしまうわけです。まだそれほど暑い時期ではないので、油温計はバー6つめ辺りで安定しており、取り立てて騒ぐほどの事態にはなっていない(とはいえ、100度が超えていそう)のですが、この先暑い時期を迎える前にきちんと手当が必要そうです。
※ 直してみました。
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