月曜日

RH975S 有峰林道開通

 有峰林道が開通したというので行ってきた。ここは1年の半分以上通れません。今回はハーフスクリーンを付けて走っています。上半身への風当たりは大きく軽減され、顔は前と変わらずという感じです。暑い時期はちょうど良いのではないかな。夏にロングスクリーン付けてると無茶苦茶暑いので。逆に冬はこれだと顔面辛い感じ。




立山




金曜日

RH975、スクリーン調達(人柱になってみた件…だが、これは良いわ)

 Aliexpressから、ナイトスターのスクリーン(ショートのほう)を調達してみた。さてどんな物が届くのでしょうか?

来た

純正もアリエクも、シールドの高さは2種類あります。
今回試すのはこれ(ショートの方)。

まあまあマトモなパッキングされている印象

今回、欠品なし

一応チェックしないとね。
たまに問題起きるらしいので。
(アリエクのレビュー読んでたら、右のアームが2本入ってたぞコラ…というコメント有)

組んでみた

なんかそれっぽい形にはなったが…
なんだかずいぶん重いなこれ。

なんか違わねか?

先日、ディーラーで純正のシールドを触ったのだが、
このワンタッチクランプとシールド側金具は、
自由に回転する様になっている。
こんなにワッシャ突っ込んだら回らん。

すんごい違和感感じます

そもそもだが純正のシールドも、
ワッシャは左右一枚づつ

バラすとこうなってるのだが

2枚多い。
スペアなのか?(そんな馬鹿な)

どう見てもこうだろ?

こうだよね?

スムースにシールド取付金具が廻ります。
ココが少々回らないと、シールドの取り付けができないです。

完成

ん〜、送料込みで15000円なり。
どうだろか…

スクリーンも厚みが5ミリほどあり、
こりゃ走行中にスパナ当たっても大丈夫そう。
デタッチャブル機構もありメッチャごつくて重い。
ハーレーのマークは付いていませんが、
形状、寸法が純正と同じ。
どうやら純正品製造工場が横流しした…
もしくは形を流用してコピー品作った…
ファクトリーアウトレットっぽい感じ。
(多分そうでしょ)

付けてみた

取り付けに先立ち、標準で付いている
スピードカウルってやつを外します。
工具はいりません、前に引っ張れば外れます。

そしてポン…
そりゃ付くわなと思うでしょうが、

問題点1.純正のウインカーが邪魔で付かない…
多分日本車だったら許されまじ設計。

実はこれ先日ディーラーで確認していたので分かっていました。
純正と同じ仕様?です。
フロントウインカーの固定ネジを緩め、
ウインカーを数センチ上に上げて置く必要あり。

問題点2.デタッチャブル機構のレバーがタイト。

デタッチャブル機構はフォークを挟み込む格好で
装着するのですがそのレバーがめちゃくちゃタイト。
初めて装着するときは恐らく
コツが分からず難義します。
最初、なにか組み間違えたか?
と思うほどですが、最後にはパチンと嵌ってくれました。
これ多分、やり慣れてないとできないと思う。
故にというか、走行中外れるとかそういう心配は皆無。

こんな感じか…

乗車時の視界

視界にガッツリ入ってくるわけではないけれど、
結構先まで掛かってる。
スモークだと進む先が見えなくなるので良くないね。


走ってみた

胸に当たる風は圧倒的に軽減されている。
高速はきっと楽になる。

が、
60キロ位で流すと顔の前は風が舞います。
なので、その辺りの速度だと
メットのシールド上げて走るのはちと不快。
それ以下ならギリ耐えられるが。
(話が逸れた…)

良いんじゃないの?

純正シールドの10万円はいくら何でも高すぎるが、
お安くこの効果が手に入るなら必須アイテムです。
ただ、残念ながら付けてて格好良い感じはしません。
あくまで機能性パーツです(個人的感想)。

で、バイクにシールドが付いていると、
今使っているバイクカバーに収まらないので、
乗り終わったらシールド外す…
デタッチャブルの良い点。なのだが、
やっぱりレバー硬い…兎に角開放機構のレバーが硬い。
(あまり弛いのも危ないのでユル過ぎよりはマシだが)
マイナスドライバーを隙間に突っ込んでレバー起こしました。
レバーさえ起こせば外すのは簡単である。

というわけで、
力は要るけど、コツは覚える必要あるけど、
ナイトスターにシールド装着すると幸せ訪れます。
(なんとなくスタイルがイマイチな件を除いて)

水曜日

RH975 乗り出して半年、最近感じることなど、

最近ハーレーナイトスター高くなった。昨年の秋ころは結構底値で新古の乗り出しが100万なんてのも有ったが、(バイクブームはとっくに終わったというのに?)最近なぜか高い。ただどれも高年式な新車か新古車ではあるので、バイクブームで高値がついた怪しい中古車を買うよりは遥かにマシではある(購入当時自分もそう考えた一人)。

ナイトスターの試乗車を試乗してVLOG?ってるユーチューバーがいっぱい居るが、まあ大したことは言って無い。ただ一部のオーナーが人柱化して貴重な情報を上げ続けてくれているチャンネルがあり、そっちはとてもタメになりました。実は自分は現物見たこと無いのにネット買いしたのですが、引き取りに行って初めて跨りナルホド!って感じでした。自分もようやく寒い日、暑い日、晴れた日、豪雨の中、これまで約7,000キロ走って、こいつ何者?ってようやく何かが解りかけてきたような状態です。致命的故障に遭遇してない今のところは、とりあえずナイトスターLOVEって感じ。

距離を乗ってみて分かった美点(個人的)は、”勝手に速度が伸びない”って点です。クルーザーなので自分が決めた速度≒スロットル開度で一定に走ってほしいわけですが、これができるバイク実は少ないです。高い回転数でこれを実現しているバイクはある(もう一台のBMW F800Rもそう)のですが、そういう乗り方クルーザーに似合わないですし、右手が結構疲れます。通常使う回転数域(2〜3000)で多少の上りでも下りでも、ほぼスロットル開度だけで速度が決まるってなかなか素晴らしい設計だとは思いました(電スロだから?)。なので通常のツーリングでは運転中スロットルを持ちかえることが殆どありません。ロンツーやるとこれの有り難みが身に沁みます。

ナイトスターで今のところ唯一、自分的に受け入れできないのはポジションというか着座位置とステップの位置関係。特にナイトスター・スペシャルはハンドルライザーが仕様変更で既にプルバックしてて、つまりハンドルが遠いのではなくて着座位置とステップ位置が合わなく、エビ腰になってしまう。これでハンドル引いちゃったら今度は全体重が尻にかかって、とても長時間乗れたものではありません。自身168ですが合わなくて、さらに小柄な人はもっと合わないでしょう(自分腰痛持ちなので、オリジナルの着座位置だと100キロ超えたら辛い)。プルバックするハンドルもあるみたいです。チョッパーにしたいならそういう手もあるかもしれませんが個人的にはチョッパー好きではないので、着座位置を上げて前に出し、ボバー風にしてます。可能ならスプリング付きのサドルシートにしたいくらい。ポジションの改善試行錯誤はこれからもしばらく続きそうです。

もしこの手のバイク(クルーザー)が好きで、幸運にもリーズナブルな価格で入手できて、初期不良に遭遇しなければ、きっとあなたもナイトスターLOVEになること請け合います。たぶん重篤な故障か体力の限界に遭遇しない限り乗り換えないだろう…それくらいノンビリ乗ってて十分楽しいです。

ナイトスターはよくハーレーじゃないって言われるけど、逆にそれが良い点です(ドクロマークとか鷲マークのチョッキ付けて、マフラーをドカドカ、スピーカーがドンチャカ鳴ってるそれとは違っていて大いに結構)。自分の感性だと、ナイトスターは空冷ハーレーは別格として、BMとかアドベンチャーとかオフローダーなんかよりもずっと日常社会(≒普段の生活)との距離感が短い感じ。なのでドカドカ言わせるためにハーレー乗ってる人からすればそりゃ違うものでしょう。よく空冷ハーレーと比較されるけど、それは恐らく現在の主なナイトスターの購買層にとってあまり役に立たない情報で、そんなこたぁ100も承知で、そんな価値観はどうでもいい人が主に乗ってるんじゃないかと思ってます。で乗ってると色んな人に(しまいには散歩のおじいちゃんにも)これハーレーじゃないな…って言われるのですが、そうなんですこれナイトスターなんです(一緒にしないで)…と言い返す事にしてます。不人気で結構、ハーレーじゃなくて結構、新古車が安くてとっても結構です。


月曜日

RH975S ナイトスタースペシャル、リアシートどかしてみた(スタイルの件)

 ナイトスタースペシャルは最初から2人乗りなのでリアシートとステップが付いているのですが、23年式ナイトスターにはリアシートがありません。後からタンデム仕様に変更するとやたら費用がかかるためスペシャルを選択しました(TFTメーターとかはどうでもよかった。ハンドル位置が高いのは助かりましたけど)。ただスタイルは、個人的にはナイトスターのほうが旧スポスタ風で好みでした。というわけでリアシート外してみました。リアシートは大きめのネジ2本でリアフェンダーに固定されているだけです。

リアフェンダーを外しますと、リアシート裏に黒いキャップ上の物が付いていますが、実はこれリアシートを外したときのリアフェンダーの穴(の向こうのプラプラしている雌ネジ)を隠す(固定する)ネジでした(フツーのネジぶち込んでも雌ねじは固定されません、この部品が必要。

どうせみな普段はリアシート外すんだろ…なんかハーレーの設計者に見透かされていたような気がしました。兎に角、芸が細かいというか、でもこのプラネジ無いと外した後いろいろ面倒が起きますので無くさないように。


越前海岸、河野


シートを改造し、平坦にしてシート高少し上げてあるので、
リアシートが無いとさらにボバー風でイイ感じです。
こうしてみるとミニカウル、
なんとなく似合っている感じがしないでもない。


火曜日

ETCをUSBで動かす(実験など)

 バイクが変わった時にETC付け直すのこれまためんどくさい。USBはだいたいつけるからそっから電源取ればいいじゃん?と思う人は多いハズ。でも電圧が異なるよね…なんとも便利なもんがあるようだ。買ってみた。


ちゃんと動くじゃん?

出力電圧は約13.5V程ありました。
ただ、ワイヤーが長くて少々邪魔。
ちょん切ってケーブル長さを最適化してやれば、
タンクバッグに一体型ETCを忍ばせて、
USBだけハンドルあたりのポートに挿しておけばよい。

もしバイクにUSB電源も付けてないのなら、
スマホ用のモバイルバッテリーに挿す案もあり。
(自分のナイトスターはUSBもETCも付けてない)
(先の九州ロンツーでは毎度の停車は面倒だった)

これでいいじゃん?

でも、バッテリー寿命が気になるな…
どのくらい電流が流れているのか測ってみると、

0.07A(DC)@13.5V

ワット数でいうと1W程度。
このモバイルバッテリーは5V-10000mAHですが、実質的には6000mAH程度。
30WH位のエネルギー持ってるが、ETC付けっぱにしてると30H程で無くなる。
なのでこの手を使うときは、料金所通過するときだけ電源いれる…
という小技が必要になる。

モバイルバッテリー使う時に注意が必要なのは、
消費電力量が少なくなると自動的にシャットダウンするタイプは、
もしかするとETCとの相性で問題を起こすかもしれない。
ワイヤレスイヤホンなども弱電流充電なので似た問題を起こす。
今回の実験で使ったモバイルバッテリーはAnkerの古いタイプだが、
とりあえずシャットダウンせずに動いている模様。
弱電流充電モードを備えたモバイルバッテリーもある。

Elecomの10000mA

通常モードでも問題なく動作

弱電流モードでも動く

いずれも70mA流れていれば勝手にシャットダウンはしない模様。


後日談:どのくらいでバッテリーが切れるか実際にやってみました。
ANKERの10000mAで
一回目29H、
二回目27H
(気温約20℃の室内)
あまり保たないですネ。
やはりUSB電源ポートに繋ぐのが良いんじゃないでしょうか。

RH975S ナイトスター 2500キロツーリング(信頼性の件)

 ナイトスターで10日間、長距離フェリー2回、短距離フェリー2回、高速600キロ、下道2,000キロ、豪雨走行などでいろいろ経験。今の結論言うと、良い旅バイク候補だが、雨天時の信頼性には課題ありに思えた。


NC750X、CL250とつるんで10日間2600キロ・ツーリング


土砂降りのなか2時間走行で耐水圧20,000mmのカッパ水没…

10年以上前から使っている南海のビニール引きの
ブーツカバーだけは全く浸水しなかった。
EOLしてるけど良い製品だった。

それと、

ドッペルギャンガーのターポリンサイドバッグ。
普通はクラシカルなサイドバックを選ぶところなんだろうけれど、
ネオVツインなRH975なら、
こんなバッグでもいいのではないかと選んでみて大正解。
かっぱ浸水したけどこっちは全く浸水しません。
ロンツーするならおすすめ。

トラブル

やはりちょこっとトラブルに遭遇

1.キー回しても電源がはいらない(大雨走行後、数日して1回だけ発生)

2.突然アイドルが1000近くまで落ち、吹けにくくなる(2回発生)

3.雨中走行時、ブレーキランプが平坦路でピカピカ点灯(後続の友人から指摘)

4.USB電源が時々供給止まる(スマホ充電が停止)


1.は温泉立ち寄った後の再スタートで発生。何度スイッチ入れても電源が入らない。発生したときは一瞬青ざめた。ギアを入れて車体を前後に揺すって放置し、どうしたものかと数分思案してたら何故か復活した。噂のメインヒューズリセットまで行くかと思ったがそこまでは必要なかった。これは少々おっかない症状なのでディーラーへ持ち込んで点検予定。

2.は渋滞にハマっている時と、海軍基地近くを(ダラダラ)走っている際に発生。エンストするわけでもなく吹けにくくなるがそのうち自然と収まる。なんだこれは?
(後日談:後ろシリンダーを冷やす為のエンジン冷却モードがあるらしく、状況からしてそれに入ったと思われるためトラブルカウントから外します)

3.は自分で見てないのでなんとも言えないが、晴れている日にはならないとのこと。トラブル認定していいのかチョット不明では有る。

4.は大雨遭遇後に発生。見覚えのあるこの充電不安定さは水による漏電系に思えた。なぜかアイフォンはアンドロイドより弱かった(そもそもスマホ問題かもしれないが)。

トラブったもののレッカー呼ぶ事態には至らなかったのは不幸中の幸い。今回ツーリングに出る前に晴天時のみ既に3000キロほど走っていたが、上記トラブルには一度も遭遇したことがない。今回もすべて集中豪雨のなか2時間走行した後に発生。どうやら雨(洗車も?)が鬼門らしい。コンピューターはどのメーカーも流石に完全防水だと思うが、センサー類とかハーネス系が弱いかも。BMWはその辺りは絶対的信頼あり。アメリカ設計品だからか?


シート(改造)

この座布団改造、見てくれは別にして乗車姿勢のラクチンさという面では今のところ自分的にベスト。数時間乗ってると尻の表面がムズ痒くなるがこれは体重を足で支えずドカッと座る系のシート(というかバックステップ以外の乗車姿勢、多分フォアコンが一番酷いとは思いますが)ではだいたいどれでも同じ、そもそも尻側の生理的問題なのでコマメに休憩挟むしかない。腰の折れ具合から見た着座位置(ハンドルと尻の位置関係)は、170センチ弱の自分にはベストなので自分は当面このシートで行くつもり。できればどこかのタイミングでシート屋に持ち込んできちんと改造したいと思うのだが、この改造には良い点がもう一つ有った。

大雨でカッパのパンツが水没しませんでした。ハニカム構造の座布団の効果ではないかと想像してます。今回は線状降水帯の下を2時間ほど走り、カッパの上は前たてだけでなく、肩から腕から腹から見事に水没したのですが、下は全く湿りもしませんでした。通常ですと大雨ではカッパのパンツは尻の下の縫い目あたりからジワジワ来るのですが、今回は全く来ません。思うに、今回はハニカム構造の座布団のせいでカッパとシートが面で接していないので、水圧が必要以上にかかることがないせいではないかという想像です(水を通さないカッパ生地とシート生地の間に水が入った状態でその上から尻で圧力かけたらどうなるか想像してみてください。カッパの耐水圧20,000mmとは、単位面積あたりの生地に掛かる圧力たかだか2kg/cm2相当…尻の接地面積に均等に体重掛かるならじっとしていれば耐えられるかもしれませんが、乗車中ゴニョゴニョ尻動いたらそのうち場所によっては水風船を尻で潰したような状態になって破綻します。そのチョットチョットを長い時間繰り返していればそのうち水没状態になるのでは)。もし新しいパンツ水没のメカニズムがそうだとすれば、通気性の良い夏用のメッシュカバーでも効くかもしれません(縫い目の防水シールが効かなくなったパンツはそれ以前の問題ですが、モシカしたら下から上がってくる水には多少効くかもしれません)。


走り(侮るなかれ)

ハーレーで走りを語るなんてナンセンスっぽいが、実はナイトスターどんなペースでも気持ちよく走れる(言い方変えると無理せずただ気持ちよく走っていてもけっこうなペースで流せる)。NC750Xの快走ペースでも全く問題なく、一方CL250に合わせたペースで走っていても全くストレスなく、ツーリングレベルで走りを語るならペース的にはある意味オールマイティ。そりゃF800Rなどと比べると違いはあるけど比較自体がナンセンスで、その比較が気になる人はそっち乗ってりゃ良いと思う。

バンク角は思いのほか深く、タイヤのセーフティ・リングは残すところあと一センチほどだが一度も車体やステップを擦ることはなかった。ただこのバイク、リアサスのストロークは短いので、不意のギャップに備えてバンク角には余裕を残しておくほうが利口。

重心が低いため、少々オーバースピード気味でもコーナリング時の恐怖感はない(というかそんなに傾けなくても楽に曲がる)。曲がり方は内ステップを踏んできっかけ作ると回りだすという感じでいかにもクルーザー的なそれ。コーナリングはトルクさえかけていればオンザレール感が強く、車線の右側でも左側でも狙ったラインの上を自由自在に操れるため、限界走りをしていない限りコーナリング中でも障害物を避ける余力あり。コーナリング速度が速いとかそういうのはどうでも良くて、いつでもキチンと狙ったラインを走れるってのが旅バイクでは一番重要では。


郊外巡航走行(脳みそとろける)

エンジン制御の味つけなのか勝手に回りたがらないセッティングが秀逸(昔のホークⅡ思い出した)。今どきのバイクはだいたいが、トルクが乗り出すと勝手にパワーがもり上がっていく(増速していく)特性だが、このエンジンは明らかに味付けが違い、トルクはフラットでスロットル回した分だけパワー(速度)が出る印象。エンジンに急かされないので平和な運転がストレスなく可能、これツアラーには結構大事な特性(BMのフラットツインもややそんな所ある)。


高速走行(人間が追従できない問題)

Sモードに入れていればバイク自体は激速で、120巡航程度なら岩のように直進する(人間が風圧に耐えられれば)。しかしこの速度域は風と人間の問題であって、ネイキッドなハーレーはひたすら辛い。ツーリングで何時間も走り続けるのであれば、それなりの風防つけるか80巡航で割り切るのが吉。自分は…だいたい80〜90で巡航ですが、それがストレスにならない点がハーレの良いところ。


市街地(調教がいまいち)

ゆっくり走行もストレスはないが、低い回転では燃焼のばらつきが少し大きく(O2センサーのせい?)、低回転からスナッチできれいに加速させるのは難しい(ギクシャク感強い)。もう少しスムースに低回転が回らないものか…


取り回し(良い)

そこそこ車重はあるのだが、意外と取り回しは良い。多少の下り坂、砂、砂利などで足場が良くない状況でも跨ったままバックできるシート高は絶対的に心強い。車体サイズも少々長いだけでバカでかいわけではないので狭い場所へ停めるのもなんとかなる(大型バイクの鬼門はバック)。


ABS(秀逸)

小刻みにめっちゃよく働く。雨の日マンホール踏んだ際、キチンと機能していた。


トラクションコントロール(縁の下の力持ち)

最初はこれ要るの?と思ってたけれど、ツーリングだとよく砂利や砂の路肩から発進する羽目になるが、TCは気づかぬうちに地味に仕事している模様、適当に発進しても大きくパワースライドを食らうことはなかった。車重とトルクがあるのでこれがないと悪路発進は結構神経使う(だいぶ昔、TDMに乗ってた頃、砂の浮いた路肩で加速かけて死ぬかと思ったことあり…TDMは270度ランクでとってもパンチの効いた加速します。ナイトスターも理論的には270クランクなので…TC無いと大変かも)。


要改善ポイント

エンジン、低速域でギクシャクする(圧縮比高杉?)

積載は要改善(オプション少なすぎ問題)

バーエンドミラー、視界は良いが日本の道には幅が広すぎ(結構街中駐車で難儀)

雨走行考えるとUSB電源は別に防水仕様の口準備が望ましい

この時期でも渋滞捉まると股下暑い、おそらく夏は地獄を見るだろう…(でも水冷ゆえエンジンは元気…)。水冷になったとて、やはり渋滞路を走れるバイクではない。そういう所へ行かないというのが正しい対処

相変わらずお馬鹿なウインカーのオートキャンセラー、不便どころか危ない(本人気づいてないが勝手に切れて廻りに誤解を与えるので危険…個人的には余計な神経を遣わされるキャンセラー機能をキャンセルしたい)

クルコンは日本の高速では使い物にならない(中途半端な速度(100キロ以下)で使うと派手に加減速を繰り返すのでとても不快)。設定が日本の道路事情に合っていない。唯一可能な対処法(不快感軽減方法)はレインモードにすることである(反応が少し鈍くなる)

電気仕掛けになったため、とにかく露出している配線が多すぎ、全然スマートじゃない。せめて隠すべし(兎に角洗車、掃除が面倒)


今々の信頼性結論

どうやら水に弱いバイクと思われ、徹底的に防水対策したら信頼性上がるのかもしれないが具体的にはハテナである。


追伸:最近ちょっと安定してます(2025/5)。

1年点検でディーラーでソフトウェア・アップデートしてもらったのですが、曰く、いろいろなセンサーのセンシング(ソフトによる監視)が敏感すぎて、エラーや故障でないのに誤判定しているケースがほとんどということが解り、ソフトウェアを改修したとの説明(改修前は、それこそ一日一個何かしらのエラーLOGが増える感じでした)。

確かに、アップデート後定期的にエラーLOG見てますが、身に覚えがある事以外は全くエラーLOGが出ませんし、近頃は全く不具合が出ていません。ようやくナイトスターも安心して乗れるようになった感あります。購入当時いつも抱えていたツーリング不安感はもう忘れてしまいました。

月曜日

RH975 ナイトスター 改造シートで350キロ走ってみた(居住性の検証)

 ナイトスターの改造シート、GWのロンツー前に長距離の様子を見たいので、金沢から敦賀まで下道日帰り往復してみた。行きは鶴来経由で山中を抜け、帰路海沿いをひたすら走る。だいたい350キロは走っただろうか。約8時間は座っていたのでどんなシートであれ尻の表面はまあチョコチョコ痛くなるので着座位置ずらしは必要だが、腰が痛くならなかったのが感動的だった。これは着座位置と厚手のクッションのおかげだろうと思う。というわけで、GWのロンツーはこのスペシャルシートで行くことに決めた。


鶴来を抜け山中走る

敦賀の赤レンガ

若狭湾


金曜日

RH975S ナイトスター シートカスタムDIY(ライディングポジション試行錯誤の件)

 ハーレーナイトスター、23年式は今のところ始動不良など発生せず、快調に走っています。

唯一駄目だなと毎回思うのはポジション。ハンドルが遠いと言われていますが自分は違うと思っていて、デフォルトではボバースタイルのハンドル+ステップ(Midコン)にチョッパー用シートがセットされているので腰をエビのように曲げないとマトモに乗れないという変なポジション。アメリカ人みたいにデカいガタイならそんな違いも吸収できるんでしょうけれど、ギリギリ頑張って乗ってる日本人には無理。自分はナイトスターのハンドルとステップ位置はまあ楽な位置にあると思っています。社外品でプルバックを少し大きくしたハンドルが出ているようですがどうだろ、チョッパーにしたいなら純正のプルバックハンドルに変えたほうが良いと思うし、そもそもその社外品は形状が標準ナイトスター用と思われ、ライザーが既に少しプルバックされているスペシャルにつけるとバンザイハンドルになるでしょう。なので自分の中ではいまいち選択。自分はやはり諸悪の根源であるシートをなんとかしたいのですが、ご存知のようにナイトスターのシートなんて殆ど出ていませんし、US版はあってもクソ高い模様。というわけで、しょうがないから作ってみるか…と。自分の理想系は空冷スポスタの883R+K&Hのダブルシートとか、そら豆シートです(そもそもチョッパーが好きではない…運転し辛そう)。

ナイトスターでもやはり、カスタムしないとマトモにならないというハーレーの伝統だけは守られているようです。ならばこちらは金をかけずにDIY!


ハニカム構造のクッションです

これがあればシート上が多少ヘンテコでもなんとかクッションになってくれます(アマゾンでもアリエクでもお安く売ってます)。
ですが、シート上面の角度までは矯正できません。
ナイトスターのシートの欠点は、自分的には後ろ側が思いっきり下がっていることです。
ナイトスターの紹介ビデオたくさんYoutubeに上がっていますが、
ムービーをよく観察していると気がつくと思いますが、
なぜかほとんどの小柄な試乗者は思いっきり前に座っています。
そう、そのほうが断然運転しやすいんです。
女性でも運転しやすい重さとサイズ感のナイトスターですが、
このポジションのお陰で所有を諦めた人は多いでしょうね。
(ハンドル引いたら済む問題でない)

自分168程のタッパなので乗れるといえば乗れるのですが、
このナイトスターのシート上面の傾斜は、
うしろがダダ下がりなので、踏ん張ってないとうしろに下がっていくので、
長時間乗っていると無茶苦茶疲れるんです。
今まで疑問感じながら乗ってましたが、シーズンインを目前にして、
このままノリ続けることに嫌気が差してきたため、
そのシート上面の傾斜を変えてやるか…というDIY企画です。
(自分結構な腰痛持ちです)


硬質ウレタン

コメリで30x300x300を買ってきました。
1,000円ほどで買えます。

結構硬い代物です。
座ったくらいでは潰れません。
このまま座面に使ったらとても座れない硬さです。
いいんですそれくらい硬いほうが…
シート上面の角度を変えるためだけに使うので。
おしりの痛さはハニカム構造のそら豆クッションでカバーします。

準備したもの

形状は合わないので削る必要あり

ノコギリできる

いろいろ試しましたけど、これが一番効率的でやりやすいです。
カッター?無理無理、全く使い物になりません。

ノコで削る

形状を調整するときは、切るというより、
鋸の歯でヤスリかけるように削っていきます。

とりあえず前後の傾斜は合わせた

本当はスポンジ整形に都合の良いヤスリってのがあるらしいのですが、
そんな特殊な工具買ってたら味見実験の投資がかさむのでとりあえずノコギリで代用。
DIYチャレンジなんだから、良い工具の調達は上手く行ってから考えれば良い。

こんなもんか…

今度は左右の形を合わせる

合わせた

一応、両サイド上面ももノコで切り落としてナナメに面取りしました。
細かい調整は今はしません。そら豆クッションでごまかします。

こんな感じ?いいんじゃない?

おお、

ハニカム構造のクッションをかぶせて出来上がり。
このままのほうが、雨に濡れたときとか乾きやすいしね。
ハニカム構造そら豆クッションは穴だらけなので濡れても速攻で乾きます。
また中敷きにした発泡ウレタンフォームはスポンジと違い、
バブル状の気泡が入っていて穴が外に通じていませんので、
雨が降っても表面が濡れるだけで内部に滲みません。
それに今後乗ってて形状が尻と合わないときは
再度形状調整もし易いですしね。
最終的にこれだという形が決まってきたら、
どっかのシート屋に持ち込んでワンオフ作りたいと思います。
(そのために、改造用純正シートを入手してあります)

おそらくこの中敷きとクッションでシート高が4〜5センチ上がっているとは思いますが、
もともとが715ミリなのでその程度上がってもまだまだ低いです。
(中敷きウレタンの厚みを20ミリに変えればまだ10ミリ下がると思います)

シート形状さえ決まったら、ナイトスター、
こんな乗りやすいバイク無いですわ。
23年式からはバッテリー上がりとか、
変な始動不良は出ないみたいなので、
なかなか良い旅バイクになれると信じてます。

で、翌朝。

天気が良いので付けてみた。

ん、良いかも

シート上面が水平になっています(期待値)



乗ってみました

座面が数センチは上がった印象ですが、
元々シート高は715ミリしか無いので全然低いです。
両足ついても膝が少し曲がります(背は168位ですが)。
座面がほぼ水平なので、どの位置に座っても尻がずれてきません。
シートの前の方に座りますと、ほんまボバースタイルの乗車姿勢。
それがやりたかったことなので、半分成功した感じ。
あとは長時間乗ったらどうなるか…です。

ふと、このシルエットなんか見覚えがあるなと思ったら…
そう、SR!
タンクの細さ、足元の幅とか、ステップの位置とか、
昔のSRそのまんま。
低速トルクで鼓動感じながら乗るところとか、
回りたがらないエンジンとかそっくり。

懐かしい…学生時代これがオートバイなのさ…
と思って乗ってましたが、
ん十年経っても好みのフィーリングは変わらないようです。


あとこの改良でもう一つ良いことが見つかりました。
エアクリとイグニッションコイル?のカバーが
膝のあたりに来るのでニーグリップがバッチリできます。
アップライトな姿勢、
自然なステップ位置、
手を伸ばすとそこにハンドル、
膝を締めればタンク…ならぬ、機器類がそこに。
ムード的にはトライアンフの二気筒に乗っているような感じになります。


もし、
ナイトスターの乗車姿勢に疑問を感じていて、
多少身長があって(≒ 715ミリのシート高がマストでない)、
かつチョッパースタイルを目指していない(≒ ボバー好き?)、
なら、投資はたった3,000円。
これ試してみる価値あると思います。


200キロほど走りました。


ん〜富山の山中はまだ冬です。


酷道の入口(行きません)


越中八尾、諏訪町。


風の盆の時期は賑わいます。

ようやく桜も咲きだしました。

帰宅したときの感想ですが、
腰が痛くない…
これまで下道200キロ走ったら、
帰宅後はしばらく腰が痛くて
立ち上がれない状態でしたが、
今日は調子良さそうなので、
ジムへ行って泳いできました。
思うに、そら豆クッションの効果だと思います。
ちょっとグニュグニュ感はありますが、
下からの突き上げは相当緩和してくれていると思います。

ナイトスターのリアサスよくできているとは思うのですが、
個人的感想では思いっきりハイウェイ仕様。
100キロ前後で走っているときは、
高速の継ぎ目とか段差のショックはとても上手く吸収します。
ダンパーも結構効いてて安心。
ですが、下道タラタラには辛い硬さ。
さらに、
いま北陸地方は地震影響であちこちの道路や橋が段差だらけ。
うっかり速度出したまま突っ込むと、
ホイールがやられるんじゃないかと思うほどひどい段差も。
北陸方面ツーリング時は気をつけて。
特にBMだとホイール柔らかいので、
橋の入口の段差突っ込んだらイチコロかもしれません。

RH975S シフトアーム延長

ナイトスターのシフトアームを延長してみた。グリーミングワークス製です。今日300キロほど走ってきましたがシフトがとても楽になりました。自分的必携オプション。とてもざっくりしたシフトフィーリングですがレバー比が絶妙で自分にはシフト抵抗の無さがしっくり来ました。踏み込んでいった時、ま...