金曜日

R1100RS ユーザー車検 2回目

早いもんでもう車検が来ました。明日で車検切れ。切れる前日に予約を入れて行ってきました。横浜陸事は2回目です。しかし2輪のレーンはガラガラ。第1ラウンドを予約しましたが、時間ギリギリで到着したのになんと5番目…

友人より、車検切れるよと写メール…


前に並ぶは…え〜もしやこれは…

今やこんなバイクでも持ち込み車検に来るですか…流石に寸法全部測られていました。一昔前の車検システムだったら、ひと目で門前払いになったと思われる。

入ってから出るまで5分!!

ごうかく…当たり前ですが

まぁ落ちるとは全く思っていませんでした。日頃一通りのことは見ていますので。年式が古いので排ガス検査の項目が無い点が救い、ガス検で落ちると結構厄介です。スピート、ブレーキと難なくパスし楽勝!と思いながら光軸検査機に突入…ん?なんか中々判定でないな〜と思っていたら、光軸左下、暗すぎ!とアナウンスが入る。マジ?と思っていると、案内板に”ハイビーム!”という表示が。なんとロービームで検査機へ突っ込んでいました。

126,200キロ…

検査官が距離計確認時、え?と言いながら桁を数えておりました。バイクで12万キロは珍しでしょうね。これでも以前に比べるとRSのペースは落ちました。昨年末からF6GSが9ヶ月で約15,000キロほど距離を稼ぎましたので、まあ合わせれば年間2万キロというペース、相変わらずです。GS距離がなかったらRSの距離計は14万キロを超えていたと思われ…

車検証には検査時の点検整備記録記載なし…と書かれています。受付時に点検簿はありますか?と聞かれますが、後でやりま〜す!と言えばOK。その場合にこういう記載がなされます。ユーザー車検受けるのに点検整備記録簿は不要です。というか、そんなものに頼らなくてもきちんと整備できなかったらこんなデカいバイク、怖くて乗れないです。あくまで自己責任ということです。車検合格は、その時点で最低限の保安基準を満たしていましたというだけのことですので、明日何が起きてもおかしくないです。



月曜日

アンチシーズ(BMW指定品)、これです

アンチシーズ、国内では焼き付き防止剤とか、カジリ防止グリスとか言われていますが、いずれも正解そのとおりです。しょっちゅうバラすヒトは整備にこれきちんと使ったほうがよろしいようです(別にBMWでなくても構いませんが)。

こういう代物

Optimoly TAPaste 95805、BMW指定品。MotoBinsで購入しました(国内で売っているのは見たことない)。

中身はギンギラギンのペーストです

どういうところに使うかといいますと、エキパイとヘッドの結合ボルト、エキパイとサイレンサーの結合バンド締結ボルト、スパークプラグ、アクスルナット(F系)、ドライブシャフトのスプライン、乾式クラッチのスプラインなどに使います。もう3年ほど使っていますが一向に減りません。一缶で一生モノかもです。カッパーグリスの代わりにブレーキパッド裏に塗るヒトも居るようです(もったいない…)。

使うならバイクが新しいうちに早く使ったほうがいいです。ネジが錆びついたり焼き付いたりカジッたりする前に。特にエキパイ用スタッドボルトは焼付き、ねじ切りの代表格ですので絶対に塗ったほうがよろしいかと(このグリス、排気温度くらいでは焦げません)。
ただグリス指定でない部分にやたら使ってはいけません。スイングアームやファイナルドライブのピボットなどは結構な大トルクをかけますけど、そこは脱脂後にロックタイト指定です。

また、かなり薄い塗膜で下地をしっかり隠しますので錆びたネジの頭とかに塗っておくと見た目だけのなんちゃってアンチエージングにも使えます。見違えるほど新しく見えます。私はネジ頭のサビ進行防止を兼ねて積極的に塗ってます。拭き取らなければ1年くらい平気で防錆効果があります。

ただこのグリス、ねじ山に使うと締めれば締めるほどヌルヌル締まりますので、きちんとトルクレンチ使わないとねじ切るリスクが高いです。感で締めないほうがいいと思います。

土曜日

BMW R1100RS フロントフォーク オーバーホール、その1(オイルシール、ダストシールなど)

フォークのオーバーホール準備です。

これ

すぽん

インナーチューブはマジでアウターに入っているだけです。引っ張れば抜けます。

ダストシール

ダストシールはよくひび割れます。以前もRSのフォークのダストシールをALIETEの物に替えています。ご他聞にもれずこのフォークのダストシールもひび割れていますので交換が必要です。

ここは比較的簡単に外れます

メーカーはNOK

型番はBR2720E

これ、NOKのφ35の標準ダストシールです。

オイルシールクリップ

ダストシールの破れたRSは、よくここのクリップが錆びてグズグズになっていることがあります。この個体は無事でした。

クリップ端を浮かせて

抜きます

オイルシール

これ、NOKの内径35×外形48×厚み11の標準オイルシール、AR2050Gです。

ダストシールがBR2720E、オイルシールがAR2050G…ん?
それって…
これじゃん!?

中身は純正と全く同じ部品。
これはフォーク一本分のセットですが、アマゾンなら2000円しません…純正ボッタクリ也

水曜日

トランザムトレール、ダート激走1,356マイル…@@





ひょんなことからこんなものを見つけてしまいました。トランザムトレール。メキシコからカナダまでアメリカ縦断、なんとその距離1,356マイル!!(2200キロ位ですかね)。舗装路じゃありませんよダートが2200キロ?!ナビなんて役に立ちません、道走るわけではないので。GPSとロールマップ(よくパリダカで使ってる、地表のランドマークを記載した巻地図ですね)で走るんだそうです。

道なきダートを2200キロ!!

まぁ、引退して体力が残っていたらチャレンジしてみたい…その時は何に乗っていこうかなぁ…なんてもう今から妄想が始まっています。

Trans-Am Trail – Schaffer Trail – Utah
ひゃああああ…

Trans-Am Trail – Nevada
地図を作った張本人はF6で行ったらしい…

てことは、

相棒はこれかい?

…気が早いよ

日曜日

Aprio タイヤ交換の巻

最近我が家にAprioくんが仲間入りしました。もらい物だけあって、タイヤはひび割れていて今にもパックリ行きそうな感じです。危ないのでタイヤ交換。

軽っ

さくっと外します

別にタイヤレバーなんて要りません。踏んづけてビートを落とし、モンキーの柄だのデカイマイナスドライバーで十分外れます。

慎重に入れます

一応、チューブレスなのでビート周り(リムも)を傷つけるとエアがもります。嵌める方は少し慎重に作業します。

チューブレス…

チューブレスはチューブが有りません。タイヤのビートとリムが密着していないと空気は全く入りません。うまく入らない時はタイヤの外周をバンドで締め付けるとビートがリムに当たり、空気が入れやすくなります。

ビートを上げます

一応ままレモンは塗ったのですが、ちょっとやそっとではビートは上がりません。5キロくらい入れた辺りで、バンッという音と共にビートはリムに乗りました。

さくっと取り付け、一度エアを抜いて入れ直し、規定の空気圧にします。

マフラー外します

リアタイヤはマフラー外さないと取れません。

錆びてる

リアホイールはドライブシャフトのスプラインに嵌っていますが、ココが錆びつくと中々外れません。22ミリのボックスでセンターのホイールロックナットを外し、ドライブシャフトをハンマーで叩きますと少しずつホイールが抜けてきます。

こっちも錆びています

リアはなかなかビートが落ちませんでした

車と地面の間にホイールを置き、ジャッキを車体とタイヤの間にかけ、ジャッキアップして徐々にタイヤを押し下げます。車を走らせてタイヤ部分を踏んづけて落とすヒトも居るみたいですが、失敗したらホイールを壊しそうなので、手間はかかりますがこの方法のほうが安心だと思います。

こんな感じ

磨きます

一応チューブレスですので、空気が漏れないようタイヤとの接触面は磨いておきます。

入りました

あとは空気を入れるだけです。前輪の時に懲りましたので、さっさとガソリンスタンドへ行ってビートを上げます。
ホイルを組み込む際、ドライブシャフトのスプラインにはアンチシーズ等を塗っておいたほうが、次回の交換時に困らないと思います(次回があるかどうか分かりませんが…)。

カ・ン・セ・イ

安くは上りましたが、問題は廃タイヤをどうやって捨てるか…タイヤ嵌めるより悩ましい問題です。


土曜日

R1100RS アンチエージング計画2進行中

R1100RS、12万キロを超えだいぶお疲れモードに入ってきました。心臓(エンジン)は調達済。機能的障害はないのですが、化粧直しもしてあげようと考えています。続々パーツ集約中。

フロントフォーク

出物を拾いました。シール周りは無条件に交換します。

トルクロッド

ここも結構錆びてきましたので見栄えの良い部品に変更します。なにせ新車外しなのでほぼ新品、R1150RSと部品番号同一なので流用可。。

テレレバーAアーム

我が愛機は一時期雨ざらし期間があったようで、こういうところが錆びて塗装の浮きがあります。

得体の知れない高い賞味期限過ぎたような部品が回転寿司よろしくオークションでクルクル回っていますので、そういうの掴んではいけません。焦って探すとろくなことが有りません。部品は気長に集めるに限ります。

F650GS プラグ変えてみてどうだったでしょうツー (結果、激変)

先週プラグを交換しました。えらく変わりました。まずエンジン音が変わりました。まあれだけ消耗したプラグでしたから、そりゃあ変わるでしょう。この際ですので、初期化して再設定し、本来の状態を確認します。

バッテリーオフ

とりあえず、マイナス端子を外し、キーをパーキング(ポジションランプオンの位置)にしたまま一晩放置します(プラスとマイナスが、テールランプのフィラメント通じてレアショート状態になるので、コンピュータ内のキャパシタ等、放電が加速されると想像。もしかしたら単なる気休めかもしれませんが…)。

まるでキカイダー

あ、歳がバレるようなことを書いてしまいました。

房総一周します

明らかにフィーリングがこれまでと違います。こんなに素直なエンジンだったっけ?と思う程に変わりました。シリンダ〜打音(シリンダ内爆発音)も明らかに違います(静か)ので、いい感じで燃焼するようになったんじゃないでしょうか。

相浜漁港にて、その日丼を食す

ネタは日替わりです。今日は主にホタテとアワビでした。ん〜美味しい!

いつもの相浜亭

バッテリーを一晩外し、コンピューターをリセット?し、TPSキャリブレーションとIACのキャリブレーションを行いました。TPSキャリブレーションですが、経験則的には暖気後の初期化がいいように感じます。コンピューターをリセットした後はエンジンをかける前に行う必要はあるのですが、IACのキャリブレーションが終わった後にもう一度TPSキャリブレーションをやったほうがいい感じでした。

で、一通りの初期化後のフィーリングですが、まあこれがオリジナルの設計状態だったのかなと思えるほどシャッキリしました。一番の効果はノッキングが激減したことです。さすがに5段で2000辺まで来ると苦しい感じですが、4段までであれば一応2000回転が使えますし、5段も2500回転辺りから有効に使えます。
それと、これはおそらくプラグを変えた効果だと思いますが、ハイギア登り坂でアクセルをワイドオープンしてもカリカリ音がかなり出にくくなりました。まともなプラグを得てツインスパークが本来の仕事をしたせいだと思います。ツインスパークにお乗りで、エンジンフィールに疑問を感じている方は、

1.プラグ交換
2.コンピューターリセット
3.TPSキャリブレ
4.IACキャリブレ

をやってみてください。機械的にまともなエンジンであれば、恐らく劇的にフィーリングが改善します。エンジン始動時にスロットルを煽るのダメっぽいです。始動は人差し指である程度乗り込んだ状態なら煽ってもあまり影響有りませんが、コンピューターリセットして間もない時(おそらくコンピューターが自己学習中)にこれをやるとしばらくアクセルの付きやらアイドリングやらがおかしくなります(経験済み)。長い目で見ればいずれノミナルな状態に均されると思いますが…


で、イマサラながらツインスパークなんでつか?を調べてみました。Virgin BMWにこんな記載がありました(イラストからすると水平対向のツインスパークっぽいですが、コンセプトは同じかな…?)
 
【 近年の環境規制に車輌を対応させるため、シリンダー内で2本のプラグから火花が散らせ、燃焼効率が上がっています。混合気はシングルよりも綺麗に燃焼し、クリーンな排気ガスが排出されるのです。現在、世界中で環境規制が厳しくなっている中、オートバイの世界では水冷が主流になりつつあります。しかし、独特のフィーリングを持つ空油冷のRシリーズで世界の環境規制に対応するため、BMWはツインスパークイグニッションを採用しました。環境問題にはいつも率先して取り組むBMWならではのシステムがこの「ツインスパーク」イグニッションといえます。

ちなみに、ツインスパークのメカニズムをご紹介しておきましょう。まず、混合気への点火は、最適化されたツインスパークイグニッション・システムにより行われ、ペンシルタイプのイグニッションコイルで点火されます。スロットル開度が80%から全開までの間になると『セカンダリースパークプラグ』の点火時期が、上死点後60度まで遅くなります。この位相のずれは特性マップに基づいて、パーシャル(スロットルを一定にした状態)からフルスロットルまで連続的に調整されます。ツインスパークイグニッション・システムの不利な面が現れないように制御されているのです。

また、この措置は、高回転時のノッキングの原因となる火炎の形成も防ぎます。点火時期を遅らせると、確実に混合気を燃焼させることができ、プライマリースパークプラグにミスファイアが発生したときに有効です。つまり未燃焼混合気が触媒コンバーターまで到達してダメージを与える心配がありません。

監修/ モトラッド 高橋 覚 】
 
ほー、なるへそ。プラグ交換でスロットルワイドオープン時のノックがかなり減った(いや、明らかに減った)のは、気のせいではなかった感じ。ツインスパーク機は、マメにプラグ替えるとか、イグニッション周りはきちんとメンテしたほうがよさげです。
 
 

日曜日

F650GS Single (Twin Spark) プラグ交換

初めてF6のプラグ交換をしました。現在ODOは約46000キロ、私が乗り出して約14,000キロですので、最低でもその期間は使っています。どんだけ使われているのか不明ですので、この際交換することにしました。

作業には外装カバーとエアクリBOXを外す必要があります。結構にめんどいです。ダイレクトイグニッションなのでプラグコードの頭がデカく、オマケに狭いところに2本と、とにかく作業しにくいのなんの。自分で出来ても二度とやりたくないと思うほど面倒です。

一番神経を使うのは奥側のプラグ、周りに砂などが堆積している場合(位置的にかなりゴミがたまりやすい)、ヘタに外しますとゴミがシリンダー内に落ちます。砂ならまだいいほう。小石など落としたら目もアテられません。プラグを外す前にチェックし、ゴミが溜まっているようであればブラシなどでこすった後、エアコンプレッサーで吹くなどが必要でしょう。

コンプレッサーがない場合、手前側のプラグを外す前であれば、プラグコードを外した後に一度ブラシでプラグ周りをゴシゴシし、堆積した砂などを浮かせて洗い流してから作業した方がいいです。DIYするならこの辺の作業は手抜きしないほうがいいです。

指定プラグはNGKのDR8EB

ツインスパークですので2本必要。DR8EAでも良いのですがターミナル形状が異なります。その場合はターミナルアダプターが必要になります。

綺麗といえば綺麗

カブったり煤けていないという意味です。クローズドループですので普通はそうはなりません。カブっていたり煤けていたら、何か調整がおかしいです。

電極は完全に逝かれています

角という角が全てなくなっています。ヘタすると新車時から変えられていないのかもしれません。



で、新品に変えてみました。至極快調です。エンジンが焼けてきてもへんなノッキングが出にくくなりました。トップギアで2000で(かろうじて)走れる!ただし、アイドルエアコントロールバルブの清掃やTPSキャリブレーションなどをいっぺんにやったので、プラグだけの効果ではないと思われます。兎に角快調ならなんでもいいや。




F650GSシングル(ツインスパーク)のプラグ交換に必要な工具一式

手前(外側)がセカンダリ

奥がプライマリ

F6ツインスパークのプラグ交換は基本的にエアクリBOXをどかして上から作業します。プラグは締付トルクは20N.mですのでトルクレンチ入ります。できればプラグを取りつけるときはねじ山にはアンチシーズを塗ったほうが良いです。次に作業するときの作業性が全然違います。プラグコードはツイストロックになっているので回してから引き抜くのですが、手で引っ張って抜けるほど簡単じゃありません。マニュアルでは15ミリのオープンエンドスパナで押し出せって書いてありますがそんな簡単には行かないでしょう。恐らくマイナスドライバーが必要になります。
 
 
 

RH975S シフトアーム延長

ナイトスターのシフトアームを延長してみた。グリーミングワークス製です。今日300キロほど走ってきましたがシフトがとても楽になりました。自分的必携オプション。とてもざっくりしたシフトフィーリングですがレバー比が絶妙で自分にはシフト抵抗の無さがしっくり来ました。踏み込んでいった時、ま...