日曜日

F650GS 出撃の日(デビュー戦は白銀林道)

寒波が来て日本列島大変なことになっています。ここ横浜も今日は最高気温8度と、完全に冬の気温です。遂にF650GSデビューの日がやって来ました。気温が何度だろうと関係ありません。晴れていればいいんです。

F650GS、Debut!

西湘バイパス、西湘PA到着

旧友たちはテネレ、

WRなどで到着しています。

この日、旧友たちはオフ車でした。オフ車買ったらデビューはオフロードだろう…ということらしいです。こいつら本気モード…

いつ来てもここは良い

西湘PA

やっぱり寒いんです。バイクはだいぶ減りました

西湘バイパスを降りて白銀林道へ突入

ちょっと走ってはすぐ休憩。歳には勝てない…

途中見晴らしの良い丘で小休止

いやー、今日はまだ誰もコケないね〜。
いえいえそう簡単にコケてなりますか。

ハラ減った〜
林道で食うオニギリはうまい!

ゲートが閉まっているくらい何のその。
開けゴマと唱えれば開くんです。

ひゃあ、バイクに土がついてるよ…

結局白金をピストンして帰路につきました。悪友一人は期待通り、帰路にやらかしてくれました。北海道に続き第二弾です。いつも彼は期待を裏切りません。

しかし、しかし、GSはオフローダーではありませんね。オフも通過可能なツーリングバイクでした。短いサスストローク、小径のフロントタイヤがそれを物語っています。オフ車っぽく走りたいならそこはDakarの出番ですね。いやいや、Dakar,サスストローク長いとはいえ、装備重量200キロを舐めてはいけません。やっぱり重たいです。シート下のタンクが重心を下げるのに寄与しているのは十分わかるのですが、やっぱり重たいです。特にフロントが。間違ってもF650にオフ車を期待してはいけません。そこさえわきまえていれば、オンロードはとても快適ですし、オフも一応走れますし、足はべったりつきますし、オールマイティなツーリングバイクです。今回のツーリングでGSの一番気に入った点は、とにかく飛ばさなくても楽しいという点につきます。高速は100キロ巡航可能ですが、それ以上は出す気にならないですし、下道を40〜60キロで流していても、ビッグシングルの奏でる排気パルスがとても心地よいです。

今日の燃費はだいたい25km/L位でした。

※ 後日談です。エアインテークに付いている吸気温度センサーのコネクターが未接続になっていました。どうやら整備の時に外したままにしていたようです。どうりでエンジン回転が下がるとき2000回転以下へなかなか下がらないなぁと思っていました。吸気温度が分からなくなり、フェイルセーフでコンピューターがそういう制御をしていたんだろうと思います。コネクターを接続しましたら回転の落ちも燃費も改善されました。

金曜日

F650GS オイル交換

中古車なので前歴がわかりません。とりあえずオイル交換です。

ポンプで吸い出し

F650GSはドライサンプエンジンなので、オイルリザーバータンクとエンジン底と、オイル溜まりが二箇所あります。実際はオイルの殆どはオイルタンクに入っています。本来ですとタンク風のカバーを外してオイルタンクのドレインプラグからオイルを抜くのですが、カバー外しはとにかく面倒くさいのと、滴るオイルでタンクまわりがオイルまみれになりますので、上から灯油ポンプで吸い出してやりました。

その後、エンジン底からエンジン底に溜まったオイルを抜いてやろうとしたところ、24mmのソケットがないことに気がつく…ええい面倒、エンジン底から抜くのはやめました。

RSで使用していたシェブロン20W-50を約1.5Lほど補給

メモ用にオドメーター撮影、現在32358Km

交換後、近所をちょっと乗り回してみましたが、明らかにエンジン音が違いますね。一番違いを感じたのはシフトの感触でしょうか。これまではなんとなくシフトフォークが引っかかっているような感触が常にありましたが、そういう感触が全く消えたのが驚きでした。

木曜日

来春の四国行

最近日々寒くなっているが、GSにナンバーが付いた今、気持ちは既に来春の四国行へ向いている。やっぱり剣山スーパー林道でしょう。行かねばなるまい。その為にGS入手したんだし(いや、四国をダシにしてGSゲットしたというのが真相かもしれないが)。今から、フェリー何日に乗ろうかとかそういうことを心配して楽しんでいるわけです。冬はバイク乗り冬眠の時期ですが、こたつの中で春の連休の事を考えながら、プランを練ったり整備したり、あれこれ新装備を調達したりと、とにかく楽しい時間なわけです。

剣山スーパー林道

ゲップが出るほど林道を走れそうです。全員無事に帰れるのかな。友人は早くも燃料補給のことを心配し始めました。


水曜日

F650GS ユーザー車検(というか、中古新規検査登録)

さて、一通り整備が終わったので、検査を受けてナンバーをもらいます。中古新規検査登録というのだそうです。昨日朝一のラウンドを申し込んであります。冬場は2輪のレーンは空いていますね。だってこの時期バイク買う人は稀ですから…事務所で用紙セットを20円で購入し、そそくさと記入して検査ラインへ突入です。

検査ライン突入

ワクワク、ドキドキ、次は光軸…

じゃーん、予備検場にいます。

見事光軸落ちました。光軸が下を向いていると…それ以外は全部パス。で、ヨビケンさんへ突っ走りました。予備検場で見てもらったら光量が全然たりないと。そういえばこのGSは入手した時から怪しげなHIDがついていたんです。予備検場の親父さんいわく、さっさとH4に戻しなさいと。HIDはよく出来たものからタコなものまでイロイロで、かつ車体(ヘッドライト)との相性もあるのだと。とにかくその場でHIDの配線を外し、H4バルブを購入し、交換して予備検テスターに乗ってみるとどうでしょう。さきほど光量が70しかなかったものが200以上出ています。で、光軸はドンピシャで全然ずれていないそうです。検査場では光軸が下と言っていましたが、実は絶対的光量不足だったというオチ。気を良くして検査場へ戻ります。

光軸検査、再チャレンジ

ジャーン、サクッとパスしました

事務所へ行き、車検証を受け取り、課税申請をしてナンバーをもらいます

ナンバー装着、完了です

HID削除

家へ戻り、忌々しいHIDのバラストやらなんやらを全部取っ払ってスリムにしてやりました。フロントカウルの中にはこんなに沢山モノが詰まっていました。ランプ一個で済むものをなんでこんなに重たくするねん。オマケに暗いし…

ああ、やっと自分の愛車になったんだなぁという気がします。

予備検光軸検査とH4ハロゲン購入しましたので4000円ほど余計にかかりました。タイヤ前後交換、ステアリングステムベアリング交換なとで総計44,000円の整備車検登録となりました。それでも自分でやると安く上がります。平日夜一週間分の時間と週末が潰れましたが、ディーラーだったら15万は下らない内容だったと思います。。残る作業はエンジンオイル、ブレーキフルード交換と前後ディスクローター交換くらいかなぁ。BMのブレーキディスクローターは純正は恐ろしいほど高いです。リアはお安く調達する方法がありますが、フロントがなぁ…

火曜日

F650GS パニア、仕掛けにびっくり!

GSを購入した時、パニア3点セットがオマケでついていたのですが、やっぱりシティケースだなぁ、小さいなぁ、あまり入らんだろなァと思っていました。ところが仰天の仕掛けがあったんです。いまの今まで知りませんでした…

よく見る普通のパニアの姿でした

最初、これがなんだかわかりませんでしたが、

引っ張ると外れて、

 ベース部がスライドして伸びるんです

ロックすると、

あ~ら不思議、フルサイズパニアに!!
サイズの違いは一目瞭然

これならパニアだけで四国一週間行けそうです。


F650GS 仮ナンバー、デカすぎ!!

あとは車検を取りに行くだけになりました。しかしこの仮ナンバーどうなんでしょう。トラックにつけても似合いそうなサイズあります。自動二輪に仮ナンバーつけるなんて思っていないんでしょうかね…



土曜日

F650GS タイヤ交換〜ホイル装着〜外装装着で完成…

ホイルついてないまま放置ってもの危ないのでそそくさと新しいタイヤを嵌めます。自力でチャレンジも考えましたが、寒くてちょっと萎えましたので、近所のガレージ Haseさんへお願いしに行きました。


結構時間はかかっています

それもそのはず、今は独立していますが10年以上Napsでタイヤを扱ってきたメカニックだったんだそうです。ずっと作業を眺めていましたが、かなりしっかりした仕事をしています。今度RSブリッジのタイヤ交換もお世話になろうと思いました(それに、チューブでもチューブレスでもホイル持ち込みなら一本1,200円と、びっくりするほどリーズナブル。他に廃タイヤ処理費用などはかかりますが…)。



あとは車検を通してナンバーをもらうだけです。

続く(ユーザー車検にチャレンジ)

F650GS フロント廻り組み立て

ステムベアリング交換が完了しましたので、組み立てにかかります。もう厄介な作業は残っていませんので、いそいそと組み上げます。

ステム装着

ステムはトップチューブ上部からラウンドナットで固定されています。仕様では、65N(訂正:25N/mです)で締めあげたあとに60度戻せということになっていますが、今回は個人的経験を優先して手を使って感で締め上げます。どうせしばらくしたら、一度緩めて再度締め上げますから、問題ありません。テーパーローラーですのでキツすぎのほうが怖いです。

(というか、テーパーローラーベアリング、一瞬とはいえ65N/m25N/mという強大トルクで締めあげて大丈夫なん?65N/mって結構に凄いトルクです。個人的にはこの方法あまり信じていません。過去そんな方法でステムベアリングをセットするのは聞いたことがありません。最後に150N/mでロックナットを締め上げるあのR1100RSのファイナルドライブ、ピボットベアリングですら締付けトルクは7N/mです)

トップブリッジ装着

フロントフォーク装着

だいぶバイクらしい格好になりました…が、タイヤがありません



サービスマニュアル(EU版(英語)、※ TwinSpark前のです。

F650GS ステムベアリング交換 (5)

アウターレース打ち込み。いろんな工程がありましたが、ここが一番難しかったです。なにがってナカナカまっすぐはいらないのです。なんでも良いので、とにかく金属の当てものをして、その上からたたきます。そして、下のレースはヘッドパイプより内側にレースは入りますので、先に取り外した古いアウターレースを当てて叩きます。間違っても、当てもの無しで新しいレースを叩いて入れようとはしないこと。ヘタするとレースを壊します。

なんでも良いのですが、とにかく金属の当てものをして叩かないと、まず真っ直ぐには入りません。ここでは先に外した古いベアリングレースを逆にして新しいレースに当てています。金属の当てものとして、ベアリングレースプーラーを逆さまに突っ込んで、真ん中を詰め物で広げてあります。手元にいいものがなければくさび状にした木材などを突っ込んでも良いかもしれません。レースプーラーを突っ込んだのは、古いレース外周が新しいレースの外周にキチっと当たるようにするためです。ちゃんとしたレース圧入工具などがあれば、そちらを使ったほうが良いでしょう。

入りました

レースを叩き込む場合は、レースがきちんと底を打つまできちんと叩きこむことが必要です。底を打ちますと叩く音が、カーンという甲高い音に変わります。全周で同じく甲高い音がするのをきちんと確認します。さもないと、組み立てたあとでレースが動くとか、ベアリングが片当たりするなどの不具合が出ます。F6のステアリングヘッドのアウターレースは、古いレースを当てて打ち込んでも、古いほうが外れなくなることはないと思います(実際そうはならなかった。インナーレースは話が別です。やったら抜けなくなります)

下側

こんな感じであてがって

気長に打ち込みます

アウターレースプーラーは、旧レースの位置合わせのためだけに使用しています。この方式で打ち込む時はプーラーを叩いてはいけません(本当はレース圧入工具があればよいのですが…)

出来ましたー

下のアウターレースはトップチューブよりも幾分奥まった所へ収まりますので、底まで打ち込む場合は古いアウターレースが必要になります。この部分はステムと違い、古いレースで最後まで叩き込んでも、それが抜けなくなることはありません。

続く(フロント組み立て)

金曜日

F650GS ステムベアリング交換(4) アウターレース取り外し

今日は、アウターレースを取り外します。初めての工具を使いますのでチョット緊張、うまく抜けるかな。

今日はアウターレースを取り外します

工具の爪を、アウターレースの出っ張りに引っ掛けます

反対側から太めの長いボルトを突っ込んで、取り外し工具の底を左右交互に叩きますと、だんだん抜けてきます

最後の一撃で工具とともに飛び出しました

工具はこんな風に引っ掛けてあります

綺麗に抜けました

今度は下側のレースに引っ掛けます

上から交互にカンカンやればそのうち抜け落ちます

取り外したアウターレース

荷重の余りかからない上側は軽い摩耗痕

荷重のかかる下側はとんでもないことになっていました
これだけ減りますと、走っていてもハンドルがガクンとロックされそうになります

木曜日

F650GS シンコータイヤ

F6、タイヤ交換要ですので物色、ネットでShinkoなるブランド発見。Made In Koreaだそうです。なんてったって安かったです。なんと前後でRSのフロント一本よりも安い!


パターンはオールラウンダーっぽい

触ってみるとリアのコンパウンドはだいぶ柔らかいですが、フロントはちょっと硬さを感じます。メツラーっぽい感触。フロントの指定タイヤは100/90−19なのですが、もうレアサイズになっています。安いタイヤの入手性が悪いので代替で110/80−19にしてみました。幅は10ミリ広く、外形は2ミリほど小さくなりますが、速度誤差は0.3%程なので、誤差の範囲でしょう。

> F6はスピードセンサーはリアについているのでフロントタイヤ外径は無関係ですね。極端な話、リアが指定サイズならフロントをダカールの21インチに変えても速度メーター誤差は出ませんです。

E-705というタイヤです

フロントはチューブレスらしい(GSはチューブですが)

近いうちに装着してみます。

後日談はこちら

ジェッペル (Arai Classic Air)

 ヘルメットの話するなんて初めてかも…な位に、自分の中では話題に登らない。なんだろ、有って当たり前な存在なので。マイ・ファーストヘルメットは2002年からず〜っとAraiのSZ-RAM2、なんと今年23歳になります。これまで交換した補修パーツの価格で同じヘルメットもう一個買える位...