当R1100RSのバッテリーはまだまだ元気です。実は2011年に一度、5年越しの純正バッテリーを交換しています。純正バッテリなんて、高くて買えません。一部で有名な秋月電子のWP22-12という密封型バッテリーを搭載しています。純正の値段の約1/4、4,500円ほどです。交換して約3年、5万キロ以上走っておりますが、かつてバッテリーで不安を感じたことは一度もありません。さすが密封型というか、これまで左右に一度づつタチゴケをやらかしていますが全く漏れません。
ただ、搭載時の唯一の注意点は、バッテリー端子穴径が、純正と異なるという点です。純正品は6ミリのボルト穴が開いていますが、秋月のは5ミリのボルト穴です。ドリルでほじるという人も居ますが、小生は丸棒ヤスリで端子ボルトの穴を6ミリに広げてやりました。
バッテリーはゴムバンドでバッテリーケースに固定されていますが、古い機体ですとこのゴムバンドが伸びきっていることもあります(小生のも他聞に洩れずでした)。さらに、この秋月バッテリーの外寸は、純正よりもほんの数ミリ小さいです。ゴムバンドがユルユルになっていたら、サクッとオニュウに変えたほうが吉かも知れません。バンドを新調すれば外寸の多少の違い何のそのというキツさで固定されます(小生もカマシものせずにバンドを交換しました)。
密封型バッテリーですので当然補水も要りませんし、ガス抜き穴もありません。これに交換すると車体側に残っているドレインホースは行き先なくなりますので放置します。
交換後に忘れていけないのは、端子周りを全てグリス漬にしておくことです。空気に触れ合っせておきますと、端子周りでいろいろ電食が始まります。特に、電源周りを改造してバッテリーへ直で、銅製の増設端子とか付けていると、端子のところで電気めっきが始まってしまったり、湿気を吸って白い粉が吹いてきたりします(端子が見えなくなるほどに増殖する。まるでカマキリの卵状態。そうなったら一度降ろしてお湯で洗い流しましょう)。グリス漬けさえやっておけば、何年たっても平和な状態です。
PS. このバッテリー、そもそもは通信機器用として作られています。事務所などで常時動いているPCサーバーなどの電源を停電などから守るためのUPSという装置に使われることを想定しています。UPSは常時充電状態で、たまに(停電時)放電するという動きをします。秋月のページでも注意が促されていますが、出力電圧が12V以下になるような放電(放置?)をスルナとあります。それをやると充電できなくなることがあると(ご臨終ですね)。頻繁にバイクに乗らない人は、越冬時など注意が要るかもしれません。そもそもの使われ方は常時充電がデフォルトなので、それからすると、乗らない時はバイクのヘラープラグなどに充電器繋ぎっぱなしっていうのが良いのかもしれません。ただしDIYごとなのでリスクテイクはご自分でお願いします(小生は冬でもほぼ毎週乗りますので、充電器はかつて使ったことがありません)。
ps. 2016現在、交換してから越冬5回、半年放置2回、走行6万キロ超えていますが、元気さは最初と全く変わりません。これ結構BMには当たりなのかもしれません。
ps. 2019現在、交換してから越冬8回、半年放置2回、一年放置1回、取り付けて走行8万キロ超え遂に力尽きてきました。最後の1年放置が効いたようです。インジケーターは点くものの、セルを回す力は出ないみたいです。こりゃあ遂に交換時期が来たか…
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