もうだいぶ走りました。このひと月で2,000キロは走ったと思うので、そろそろ燃費の話してもバチ当たらない頃になったでしょうか。ざっくり言うならどう走っても30は切らず、普通に遠出すれば35を超える…そんな様子です。100キロ以上出して巡航していると若干悪化するようです。
このバイクの何が傑作かと言うと、どの速度で走ってもストレスがたまらないエンジン、これが所謂ロングストロークの特徴なんでしょうか。
市街地や集落内の道、車が居ない田舎道などで、無意識のうちにシールドを上げ、風をほほで感じながらトロトロ走っている自分に気づきます。ほんと低中速走行が気持ちいい…一方で高速を法定速度で流しても余裕の走り、こんなバイクなかなか無いとおもいました。
本質はツーリングの道具に成り切っている感じですが、細かくアラ探すと色々出て来ます。そして自己主張の強いバイクだなと思います。フツーのバイクの乗り方をすると、どうなんだこれ?と首を傾げたくなる振舞いが時々ありますが、逆に、そうなるような乗り方をするなよ(やるとこうなるよ)と、反面教師的に教育されている気分になります。
乗り手に乗り方を押し付けてくる感じはなんとなくBMWに似ていますが、そこはアウトバーンの国の思想と比べるまでもありません。日本の道路交通法をプログラムして製品化するとこうなるのかね?という仕上がり方です。