今年は初乗りでいきなりクラッチワイヤーが千切れそうになるというアクシデントに見舞われました。motobinsからワイヤーを取り寄せ、さっさと取り替えたわけですが、どうやら違うタイプの調整が必要なようです。BMの乾式単板クラッチは摩耗すると遊びが無くなっていくのですが、メンテマニュアルによれば摩耗に合わせてワイヤーを縮められるよう(??)、最初に遊びを作っておくようです。あらら、これはやってないわ・・・
① ワイヤーの調整部分に12ミリの遊び(A)を作る。
② クラッチリリースレバー部の調整ネジ(2)で、、レバー根元に7ミリの遊び(B)を作る。
・・②の調整、ちょっと変わった専用工具を使うみたい。まぁ専用工具でなくてもできると思いますが13ミリのロングソケットは要りそうです。
月曜日
火曜日
月曜日
エンブレム張替え
1997年製、さすがに寄る年波には勝てません。アルミのエンブレムも縁が錆びてみっともなくなってきました。
なんだかなぁ。
ドライヤーで温めてノリを弱めます。
カウルに傷をつけないよう気をつけて引っ剥がします。
地肌に残ったノリを綺麗にしてからオヌウを貼り付けます。
ふぅ、ちょっと見栄えが良くなったかな。
日曜日
MotoBins
BMWのメンテを自分でしようと思うと、バイクが古ければ古いほど海外通販のお世話にならざるを得ません。以前は英国MotorWorksを利用していましたが、今回欲しいモノがなかったこともあり、これまた英国のMotoBinsを利用してみました。結果から言うとどちらも間違いのない通販ショップで安心できると思います。ただ唯一の懸念材料は、何かあった時のやり取りが(メールですが)英語になるという点でしょうか。ですが過去唯一のやり取りは発注した後に、"送料が最初の見積もりよりも高くなるけど注文を継続しますか、キャンセルしますか?"というものだけでした。Please deliver those.と書けばおしまいでしたが。
MotorWorksはトラッキングナンバーをくれましたが、MotoBinsは発注後いきなり物が届きました。ですが到着はMotoBinsの方が若干早かったです(月曜発注、週末日曜到着)。
日曜日、グダグダしていたら、いきなりパッケージは届きました。
税関 で開封されなかったようです。
購入グッズ。
購入したものは、
●BMW純正耐熱グリス(エキパイ用。エキパイはこいつを塗っておかないと、特にヘッドとの連結部ボルトは逝かれやすいです)
●フォークのダストシール(もう純正は無いんですかね、イタリア製のArieteの製品が届きました)
●シフトレバーブーツとカラー(実は、気が付いたら無くなっていたんです)
●クラッチワイヤー(今回の主役)
●バッテリーバンド(以前チェックした時、ゴムがノビノビになってバッテリーを固定できない状態でした)
●サビサビになったみっともないエンブレム交換用(70Φ)
●デジタルプレッシャーゲージ(これは秀逸、口がライトアングルになっていて、ディスクプレートに邪魔されずに計測できます。BMWのシャフト車は操縦性が空気圧に大きく左右されますので、店ごとに違うGSのええ加減なプレッシャーゲージではなくて、マイゲージ持参がよろしいかと。ただ残念なことに内蔵の電池は上がっていましたので交換)。
これで送料込み£82…やっぱりBMWは何かにつけ財布にやさしくないなぁ。
BMW R1100RS 後期型 リアサスのプリロードアジャスター修理
正月休み最終日、ピンポーン・・来客があるわけない。もしもし? **運輸でーす。
お~、そういえば密林でポチったジャッキオイルが届いたかな。
ここで一番大切なことは、ホースの向きを最初と同じ方向にしてボルトを締めることです。スマホなどで最初の状態を写真にとっておくと良いと思います。実は私も写真を取りながら作業をしていましたので、それに救われました。
お~、そういえば密林でポチったジャッキオイルが届いたかな。
ジャッキオイル、VG32番
じゃんじゃんじゃん、はいオイルが届きました。リアサスのプリロードアジャスターをソフト側へ緩めると途中からスカスカになって、ロードがかかっていない状態になっていました。なんだそれだけかなのですが、実はこれの調整をちゃんとしておかないと、タンデム時やパニア装着時にヘッドライトを水平に維持できなくなるんです。じつはこれに気がついたのは、光軸が上を向いているという所からでした。
オイルの届いたところで早速修理に取り掛かります。作業はここを参考にしました。
まずプリロードアジャスタを全部ゆるめます。
プリロードアジャスターをリアフレームから取り外し、
ひっくり返して、逆さまに取り付けます
(この状態でデジカメなどで写真を撮っておくことをオススメします。オリジナルのホースの位置を記録するためです)
バンジョーボルトをホンの少しだけ緩めます。
ボルトを全部外してはいけません。ボルトはキンキンに締まっていますので、後ほど自分の手の力で回せるように緩めるだけです。
タイラップでホースを上向きに固定し、その後バンジョーボルトを抜きます。
バンジョーボルトを緩める前にホースをタイラップなどでリアフレームに固定しておきます。こうしておきますとバンジョーボルトを抜いた後、オイルが垂れてきません。
ピストンを押し下げます。
プリロードアジャスターは逆さまのままにしておきます。ホースを外したら逆さまのママ床に置き、ボルトを抜いた穴から棒状の物を差し込み、中にあるピストンを下まで押し下げます。棒を突っ込みますとオイルが溢れてきますので、ウエスなどを巻きつけて溢れるオイルを拭います。ピストンの動き始めはちょっと固いですが、動き出せばスコっと下まで落ちます。
想像ですが、アジャスターダイアルを全部緩めても、オイルを押し下げるピストンは引き下げられずに、筒の途中で止まっていると思われます。オイルがピストンの裏に回っているとするならばピストンは押し下げられませんし、それよりもさかさまにした時点でダイアル部分からリークしてくるはずですが、そんな様子も伺えません。よって、フリー状態のピストンが筒の中で宙ぶらりんになっていると想像したわけです。
オイルを補充します。
ピストンを下まで落としましたら、アジャスターのボルト穴からオイルを継ぎ足します。口いっぱいまで入れます。私の機体の場合20ccも入ったかどうかという程度でした。アジャスターにオイルを満たしましたら、それをフレームに固定してあるホースのところへ持って行き、バンジョーボルトを元のように取り付けます。
アジャスターを逆さまに取り付けます。
バンジョーボルトを締めこむときにオイルをこぼさない為です。
バンジョーボルトをキッチリ締めます。
さかさまのアジャスターを取り外して元通りに取り付けます。
おおお、アジャストダイアルを一番上の状態から少し締め込むだけで負荷を感じます。ちゃんとオイルがスプリングを押しているのでしょう。これでスッキリしました。暫くの間、ピストンからのリークを注意して監視したいと思います。しかし、しかし補充した分のオイルは一体どこへ行ったのでしょう。どう見てもリークした形跡がないのですが・・
後日談
現在10月ですが、私の機体は10ヶ月たった今も、リークも無く何の問題もなく機能しています。
問題発生の可能性としては、サス本体のスプリングにロードをかけるピストン部分のリーク、もしくはホースのバンジョーボルトのところしかないわけでして、もしバンジョーボルトからのリークがないのにスカっとなっているようでしたら、それはもう、サス本体を交換するかサス側のピストンをオーバーホールするしかないと思います。
土曜日
2014 初乗り、
雪国への帰省をさっさと切り上げ、寒くても晴れの関東へUターン。やることは先ず初乗りでしょう。
やはり南房総は暖かいです。
あああああ~
途中でブチッという感触とともに、クラッチの遊びが増えました。なんとか家までたどり着きましたが、クラッチワイヤーは間一髪だった模様。初乗りでいきなりこれ。今年はヒヤヒヤの連続か・・?
だいぶ昔K100に乗っていた時、何の前触れもなくツーリング中にブッツリ切れた事を思い出しました。その時はノークラッチで帰宅しましたが大変でした。ギア・チェンジはノークラ。停車時はセカンドからニュートラルへ入れてエンジン停止しローギアへ。信号変わったらクラッチ握って(インタロックを外して)セルスタートでいきなり走りだす・・!!あー思い出すだけでも恐ろしい。K100は4発でアイドルも低いのでセルスタートできましたが、ニ気筒のRでそんなこと恐ろしくて出来ません。
日曜日
BMW R1100RS リヤサスのプリロードアジャスターがなんか変
最近気になっていることがひとつ。9月に車検を通した時から気になっていたのですが、光軸がなんとなく上を向いている(いた)。車検時に光軸を下げたのですが、なんでやねん・・と。
で、この機体にはプリロードアジャスター付きのリヤサスがついています。で調整ダイヤルを緩めてみたのですが、標準位置から少し緩めるとすぐにダイヤルに重さがなくなります。あれれ・・おかしいぞ。このプリロードアジャスターはダイヤルを回す(締め込む)事によってリザーバータンクからオイルを送り、スプリングへプリロードをかけるシロモノです。ユルユルになるということは、スプリングを押していないということですね。オイルが漏れた形跡も無いのですが、オイルが減っていると想像されます。なにせ97年式ですからそれくらいのことは有るでしょう。WEBでいろいろ調べてみると、どうやらそういう事例は海外ユーザーにも有るようです。
で、この機体にはプリロードアジャスター付きのリヤサスがついています。で調整ダイヤルを緩めてみたのですが、標準位置から少し緩めるとすぐにダイヤルに重さがなくなります。あれれ・・おかしいぞ。このプリロードアジャスターはダイヤルを回す(締め込む)事によってリザーバータンクからオイルを送り、スプリングへプリロードをかけるシロモノです。ユルユルになるということは、スプリングを押していないということですね。オイルが漏れた形跡も無いのですが、オイルが減っていると想像されます。なにせ97年式ですからそれくらいのことは有るでしょう。WEBでいろいろ調べてみると、どうやらそういう事例は海外ユーザーにも有るようです。
リヤサスのプリロードアジャスター
で、どうやってオイルを補充するか?ですが、海外WEBによりますと、プリロードアジャスターのアジャストダイアルを全部ソフト側(反時計方向)に緩めた後、プリロードアジャスターを機体から外し、(オイルが漏れるのを防止するため)逆さまにした状態で油圧ホースを外します。次にプリロードアジャスターの、ホースの付いていた穴から何か棒のようなものを突っ込んで、アジャスター内にあるピストンらしきものを全部押し下げ、逆さまの状態のママ、その穴から注射器のようなものでオイルをあふれるまでいっぱい補充し、先の油圧ホースを元通り繋いで機体へ取り付けるんだそうです。ホースを繋ぐ際、若干のエアが残るので、最後に締め付ける前に(さかさまのまま)アジャストダイアルを1/4ほど閉め込んで気泡を追い出してからホース固定ボルト(Banjo Boltと言っている)を閉め込むと良いと言っています。
手順(原文)はここ。
まぁ、今度時間のあるときにでもチャレンジしてみようと思います。WEBではどんなオイルを入れりゃあいいのか?という会話もありますが、静的にスプリングへ圧力をかけるだけなので、要は漏れなきゃ良いわけで、一部の人達はオイルジャッキのオイルで良いんじゃない?といったことを言っています。
土曜日
峰岡林道(房総半島)
今日も寒いですが、天気が良いので出撃です。
マフラーの排気口が煤けるのは、そういうもんだと諦めることにしました。排気も臭いといえば臭いのですが、めまいがするほどではありません。アイドルレギュレーターやTPSを触るといろいろフィーリングも変わるのですが、何をやっても燃費もほぼ20キロ前後で変わらないということも分かりました。オープンループの基本制御MAPがそういう設定なんでしょうね。でもドライブフィーリングはとても良いです。燃調系が煮詰まってくると今度はドライブトレーンなど他のところがきになてきます。
いつもの昼飯スタイル
房総スカイライン手前で昼を回りました。セブンを探していつものスタイルで昼ごはんです。ちなみに房総スカイラインはR410工事迂回路指定されているため現在無料となっています(2013 2月~)。
おおー
峰岡林道途中でパラグライダーをやっていました。ここは管理された発着場です。鴨川から峰岡林道へ入りますと途中にあります。
離陸~
一人戻って来ました
真上を通過していきます
無事帰還
しかしメチャ寒いんでしょうね。なんでも冬場のほうが大気が安定しているのだそうで。
えらい勢いで距離が伸びます・・
燃調いじり、
今日は外気10度ほどまで下がりました。寒いです。寒いですが、いろいろ着込んでテストしてきました。ただ、RSは外気温センサーがエアクリーナーBOXについており、ここからの外気温も燃料マップへフィードバックされているため、気温が18度もあった先週との比較ではあまり正確を期さないかもしれませんのであしからず。
先週の燃費(TPS360mV、CoPot150Ω)は約21㎞/L、劇的に変わった感じしません
クローズドループにしていた頃はコンスタントに25キロ以上走っていたので、オープンループは基本的にMAPが濃いめなんだと思います。キビキビ走らせるには多少ガスを食わせないとダメなんでしょうね。あれこれ弄って燃費を改善しようなんていうのは諦めようかと思います。
TPS設定が濃いのかな?ということで、現在の設定358mVを
351mVへ落としてみた。
ちなみにCo Potは100Ωになっています。信号待ちの時の排ガス臭はだいぶマシになっています。それでも最新の車のクリーンな排ガスにはかなませんが。
やはりうっすらとすすは付きます。
250キロほど走って帰宅。相変わらず煤けますが、気持ち改善したかな。
焼け具合も変わった感じがしませんが、少なくともかぶってはいないようです。
乗ってみての感触ですが、高回転時にガスが気持ち薄い感じはしました。4000回転あたりで以前のクローズドループの時のような感触・・つまり若干サージが出てきます(それでも以前ほどではありませんが)。TOPギアで4000回転は時速にして120ほどなのですが、110を超えたあたりからミラーの画像がぶれ始めます。
普段のツーリングでは3000回転以上を常用することはほぼありませんので、TPSで燃調を下げても高速道路以外その差は殆ど出ないと思われます。さらに嫌なサージが顔を出しますので、時折高速を走るようなツーリングではTPSは360mV程度にしておくのがフィーリング的には吉だと思いました。
ちなみに、私のバイクの場合、360mVというのは、モトロニック・ダイアグテスターのTPSポジションチェック機能を使って自分なりにTPS位置を設定した時の値です。このテストでは、TPS電圧をモトロニックがチェックした結果が出ていますので、一番精度の高いやり方だと思います。ちなみにテストツールは電子工作の経験があれば簡単に自作できます。私は両端ワニ口のケーブル数本と、LEDに1KΩの制限抵抗を付けたものだけでやっています。
(RPS電圧、絶対値過信は禁物)
電圧計での測定は測定器のバラつきや誤差、それにGNDのコンタクトポイントによっても変わります。測定している電圧は1000分の1Vという微小電圧です。ディーラーなどできちんとしたツールを使っている場合は別ですが、DYIの場合は電圧計電圧を信じて設定をコピーするのはあまり良くないかもしれません。最初にモトロニックのダイアグモードで自分のバイクのノミナル位置を決め、自分の電圧計での測定電圧を自分なりの基準位置にし、いつも同じ電圧計を使ってそこから足したり引いたりという差分でいじるのがよろしいかと思います。
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追伸2021年10月 長いことRotax650に乗ってきて、WEB読み漁っては色々試行錯誤やっていましたが、今現在、燃調を正しくするには、結論的には、 1.メカ的にきちんと整備して、正しい乗り方(いつも3000回転ほど回して乗る)を続ける もしくは、 2. GS-911などで強制...
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F650GSには(私の)乗り始めからシンコー(韓国製)のE705というタイヤを履かせています。とにかく安いというのが選択の理由でした。8700キロほど乗り、もしかしてこのタイヤはコスパ最高かも…と思っています。 一番の理由は乗りやすさ。峠でどんだけ倒しても不安感が有りま...