この個体、かれこれ5万キロ近く走っていますので、ご多分に漏れずステムベアリングが逝っている様子。信号で停まるたび、微妙に振られるのが気になってしょうがない。
30205
ステムベアリングはF8Rもやはり日本国産の規格品を使っています。
NTNでもNSKでも同じ、どちらでも良い。
自分は二種類とも試してみた。
フォーク抜きました
ステムのセンターボルト抜きますと、トップブリッジが外れます
外れるというか…
面倒なので外しません。
ハンドルやら、ハーネスやら、
一通りくっついたまま、持ち上げてどかすという感じ。
ブレーキホースだけは、長さがツンツンなので、
下のブリッジに止めてある分岐部分を外しておきます。
なお、左右のブレーキキャリパーは、
紐などで車体か何かに吊るしておきます。
可能なら、
ハンドル上部辺りに物干し竿とかアルミラダーとかを通しておいて、
外したものをぶら下げると作業がしやすいと思います。
ハンドル周りを全バラシしてもいいのですが、
カウル付きならいざしらず、
ネイキッドはあらゆるケーブル類がブリッジ周りにまとわりついているので、
バラさずに、宙吊りにしておくほうが作業性は良いと思われます。
(自分はとなりにママチャリ停めて、かごの上にハンドルごとうっちゃりましたが…)
※ F8Rの場合、ここら簡単な作業ではないので、結構知恵と根性必要です。
軽い気持ちで手出ししないほうが良いです。
キャリパー吊るす
ハンドルセットも落ちないように紐で引っ張る
TOPベアリング
元のベアリングの刻印を確認すると、
NTN 4T 30205とあります。
(ちなみに、BMWの純正部品番号は上下とも同じ)
ボトムベアリング
ボトムのレース
やはり逝っています。
上のレーズは結構綺麗でした
レースリムーバー
これもう何度登場したかわからないほど世話になっています。
F6GS用に買ったものですが、F8でも使えるようです。
引っかけて叩き出す
フレームがアルミなので、いとも簡単に出てきます。
(鉄フレームのF6、G6はけっこう大変でした)
上のレースも叩き出す
新しいのを打ち込む
フレームはアルミですので、
軽い殴打でスコスコ入ります。
なのでゆっくり均等に。
最後は外した古いレースを逆さまに当てて、しっかり底付きするまで叩き込みます。
問題はこちら
ボトムブリッジからインナーレースを抜きます。
径4mmの長めのポンチが必要
新しいのをかちこみます
ここ、ちょうどよいサイズの円筒パイプがなくて難儀しました。
結局ちとでかいですが、Φ32mmのステンパイプ持ってきて、
リテーナーを潰さないように慎重にかちこみます。
ここが一番の難所、なかなか入らないです。
バーナーで炙るなど、逆焼き嵌めの方法もありますが…
ここまで来たらさっさと組みます
試走
ステアリングのカックンが無くなった。
快適。
0 件のコメント:
コメントを投稿
なにかご意見あれば…