正月休み最終日、ピンポーン・・来客があるわけない。もしもし? **運輸でーす。
お~、そういえば密林でポチったジャッキオイルが届いたかな。
ジャッキオイル、VG32番
じゃんじゃんじゃん、はいオイルが届きました。リアサスのプリロードアジャスターをソフト側へ緩めると途中からスカスカになって、ロードがかかっていない状態になっていました。なんだそれだけかなのですが、実はこれの調整をちゃんとしておかないと、タンデム時やパニア装着時にヘッドライトを水平に維持できなくなるんです。じつはこれに気がついたのは、光軸が上を向いているという所からでした。
オイルの届いたところで早速修理に取り掛かります。作業は
ここを参考にしました。
まずプリロードアジャスタを全部ゆるめます。
プリロードアジャスターをリアフレームから取り外し、
ひっくり返して、逆さまに取り付けます
(この状態でデジカメなどで写真を撮っておくことをオススメします。オリジナルのホースの位置を記録するためです)
ボルトを全部外してはいけません。ボルトはキンキンに締まっていますので、後ほど自分の手の力で回せるように緩めるだけです。
タイラップでホースを上向きに固定し、その後バンジョーボルトを抜きます。
バンジョーボルトを緩める前にホースをタイラップなどでリアフレームに固定しておきます。こうしておきますとバンジョーボルトを抜いた後、オイルが垂れてきません。
ピストンを押し下げます。
プリロードアジャスターは逆さまのままにしておきます。ホースを外したら逆さまのママ床に置き、ボルトを抜いた穴から棒状の物を差し込み、中にあるピストンを下まで押し下げます。棒を突っ込みますとオイルが溢れてきますので、ウエスなどを巻きつけて溢れるオイルを拭います。ピストンの動き始めはちょっと固いですが、動き出せばスコっと下まで落ちます。
想像ですが、アジャスターダイアルを全部緩めても、オイルを押し下げるピストンは引き下げられずに、筒の途中で止まっていると思われます。オイルがピストンの裏に回っているとするならばピストンは押し下げられませんし、それよりもさかさまにした時点でダイアル部分からリークしてくるはずですが、そんな様子も伺えません。よって、フリー状態のピストンが筒の中で宙ぶらりんになっていると想像したわけです。
オイルを補充します。
ピストンを下まで落としましたら、アジャスターのボルト穴からオイルを継ぎ足します。口いっぱいまで入れます。私の機体の場合20ccも入ったかどうかという程度でした。アジャスターにオイルを満たしましたら、それをフレームに固定してあるホースのところへ持って行き、バンジョーボルトを元のように取り付けます。
アジャスターを逆さまに取り付けます。
バンジョーボルトを締めこむときにオイルをこぼさない為です。
バンジョーボルトをキッチリ締めます。
ここで一番大切なことは、ホースの向きを最初と同じ方向にしてボルトを締めることです。スマホなどで最初の状態を写真にとっておくと良いと思います。実は私も写真を取りながら作業をしていましたので、それに救われました。
さかさまのアジャスターを取り外して元通りに取り付けます。
おおお、アジャストダイアルを一番上の状態から少し締め込むだけで負荷を感じます。ちゃんとオイルがスプリングを押しているのでしょう。これでスッキリしました。暫くの間、ピストンからのリークを注意して監視したいと思います。しかし、しかし補充した分のオイルは一体どこへ行ったのでしょう。どう見てもリークした形跡がないのですが・・
後日談
現在10月ですが、私の機体は10ヶ月たった今も、リークも無く何の問題もなく機能しています。
問題発生の可能性としては、サス本体のスプリングにロードをかけるピストン部分のリーク、もしくはホースのバンジョーボルトのところしかないわけでして、もしバンジョーボルトからのリークがないのにスカっとなっているようでしたら、それはもう、サス本体を交換するかサス側のピストンをオーバーホールするしかないと思います。