実は…
F800Rの出番がこれまで少なかった (というかナイトスター買ったのも)のは、低回転時(2000以下)のエンジンの落ち着きがイマイチで、回して走る分にはなんの問題もないのですが、ツーリングで高めのギアで低回転で流すという走り方が非常に心地悪かったからです。機械的にはそれなりに整備してあるので原因はコンピューターだろうと予測していました。
手元には以前F650GS(シングル)用に使っていた安価な隣国製GS911モドキがあり、F6ではISCリセット(再キャリブレーション)が使えていたのですが、なぜかF8では一番試したかったISCのリセット(キャリブレーション)機能がサポートされていなかった(ファームアップするとパチモノゆえ動かなくなるらしい)。でも正規?のGS911は近ごろ恐ろしく高くて手が出せません…で、色々探していたらありましたこんなもの…
モトスキャン
通信用ドングルはMotoscanが動作検証済みで推奨しているBODAC製を調達。
ソフトの方は最初無償のLiteを入れて動作検証し、やりたいことが出来るか確認してからUltimate版を購入…いい値段しますね、でもGS911エンスー版よりも全然安上がりです。
ディーラー持っていったら一回の工賃でこのくらい行きそう(いやもっと高いかも)。
ファーウェイはBT接続できなかった
モトスキャン使うにはアンドロイド端末が要ります(iphone不可)。
最初にストアが使えた時代のファーウェイの泥パッドで試したのですが、
BlueTooth接続がどうにもだめでした。
ペアリングはできたのに接続しないという意味わかめな状態…
古い機種なのでファーウェイがというよりもAbdroidが9だからかも。
気を取り直して2ndスマホにしているSONYの
古いXPERIA(SO−41B)で試したところあっけなく接続。
こちらはAndroid13。
通信ドングルをF8のODBポートに接続
F8のODBコネクタは右サイドカバー裏に居ます。
丸い旧タイプのツイストロック・コネクタ。
F650GSシングルと同じです。
アプリを起動するとLINKしました
あとはエンジンコントロールの中にある
アクチュエータ制御でISCのキャリブレーションを実行しエンジン始動。
エンジン温度が80度超えるまで放置しておしまい。
ついでにエラー読んでリセットやら
ついでにエラー読んでリセットやら
サービスリセットなどなど実施。
ほかにも、
冷却ファンのテスト
ISCの動作テスト
インジェクターの動作テスト
燃料ポンプの動作テスト
インストパネルの警告系ランプテスト
ABSのテスト
などなどが出来ました。
(メニューはあるけどバイクに付いてないので出来ないものも多々あり)
キャリブレ中
モトスキャンでエンジン情報をライブモニタしながら
エンジン温度が80度を超えるのを待ちます。
キャリブレ終わったら寒いのを我慢して近所を低回転で乗り回してみました。
明らかに低回転時のエンジンのクセが変わったのが判りました。
新車のように…とは行きませんでしたが、
極低回転(1500〜2000)パーシャル時の不整脈症状は消えたようです。
低回転の調教が良くなるとめっちゃ乗りやすい。
(F8でゆっくり流せるのならナイトスター要らないかも…)
(F8でゆっくり流せるのならナイトスター要らないかも…)
午後になって少し暖かくなったので倶利伽羅峠へ散歩に行ってきた。
ん〜、変化を感じる。
いままでは低回転域でパーシャル時のエンジンの落ち着きが無かったため、
停車時は走行中にさっさとクラッチ切ってNまで落としてたのでわからなかったが、
アイドル域まで連続でエンブレが追従するようになったので停車寸前までクラッチ
繋いだまま乗れるようになった。
中々に寒い。
あと何回乗れるだろうか…
エンブレちゃんと効きますしハンドリングも素直なので、
法定速度でキチッと山道走っていても楽しいバイク。
今回さらにパーシャル域の落ち着きが戻ったので、
平地でも同じ感覚で走れるようになりました。
低回転域のエンジン回転に落ち着きがないと
スロットル開けて誤魔化すようになるので、
速度が過ぎて危険です。
倶利伽羅から砺波平野越しに見る北アルプスと立山
もう冬ですよね、どちらも真っ白



