火曜日

F650GS ステムベアリング交換(2)ステムのインナーレースを外す

ベアリングが届くまでの間、順番に面倒な作業をこなしておきます。今日は下のステムにハマっているインナーレースを抜きます。下のインナーレースはステム下にあるこの二箇所の穴から4mmのピンポンチを突っ込んで叩きだすのですが、なんと当機の穴は製造不良なのか溶接痕が穴を半分塞いでいます。気を取り直してヤスリがけし、ポンチが入る大きさまで穴を広げます。このステム下の打ち抜き穴は良いアイディアですね。コレがなかったら、馬鹿でかいパイロットベアリングプーラーを準備しなければなりません。

本来は無いはずの余計な作業です

ピンポンチが通りました

左右の穴に交互に突っ込みながら気長に叩き出します

決して焦って片側だけをガンガン叩かないこと。レースがどんどん斜めになっていくだけです。ハンマーで1−2発叩いたら反対側を叩きます。

うまあてします。

長いピンポンチがあればよいのですが、無い場合はこうやって途中からウマあてをします
(Amazonで売っていますが、ロングピンポンチ良い値段しますね)

ピンが届かなくなったら厚手の物をかませます

こんな感じになります

ベアリングをバラします。

あとで新しいベアリングを打ち込む際のカラーにするためです。このインナーレースを打ち込みのカラーに利用する場合、ステム側の嵌合部は結構長いので、このカラーの内径をヤスリがけして広げておかないと、このカラーもろとも抜けなくなり、次回抜くことができなくなる可能性があります。

押される側はかなり打痕がついています
こんだけ打痕がついていれば、ハンドリングに相当な違和感を感じます。

反対側は痕跡が少し薄い


月曜日

F650GS ステムベアリング交換(1)フロント周り総バラシ

実は、F650GSですが、この子もF6特有の持病を持っていました。ステムベアリングレースの段付きがあります。センター付近でカクっとハンドルがロックする感じです。これじゃあ低速時にフラフラして怖いです。早速解体してみることにしました。


外装傷つき防止のためタンク?周りのカバーは外します

フロント周りをまずします

ラウンドナットというらしいです
この子を外すのに難儀しました

センターのロックナットを外し、自転車用のリアスプロケットバラシ工具を利用して緩めました。チェーンの先っちょの穴に4mmのボルト等を差し込んでラウンドナットの穴に差し込めばOKです。

(本当は、こんなふうに使う工具です。ロードレーサーなどを扱うチャリ屋には必ずあります。今回は息子のをかっぱらって使いましたが…

ラウンドナットを外すと三叉が落ちますので注意

やっぱりね…

F6の最大の弱点らしいです。よくドイツ製のベアリングがダメポという情報を見ますが、当機は上下ともNTNのベアリングが入っていました。

結構な段付きです
たったこれだけでハンドリングは恐ろしいことになります



上部のレースは顕著な段付きはありませんでしたが、しっかり摩耗痕が見られます


ラウンドナットを三叉に戻し、ポンチで左右の穴を交互に叩きます
(外側から内側めがけて叩かないと、ベアリングのレースを叩けません)

ベアリングがサクッと外れます

陽もくれたので今日はここまで。ベアリングはNSKが安かった(純正品4000円強、NSK980円)のでポチってあります。ベアリング到着次第、再開です。あ、しまった。フレームのレースを抜いてなかった!!しかし、F6が来て最初の記事が大手術ネタとは…安かっただけのことはありそう。

続く

日曜日

RS、暫くお別れかも…なので駆り出してみた

3連休の中日、置き場所問題で暫くお別れ予定のRSを借りだしてプラっと千葉まで。

嶺岡林道途中、ハングライダー発着場

今日は数名飛んでいるようです

でもナカナカ飛ぶ気配なし

雲がいい感じ

しかしやっぱりBMは水平対向だよな…と再確認。GSはなんだかんだ言ってロータックスです。シャーシ周りがアプリリアからBMWになったり、エンジンののヘッドがBMWになったりで、最終型はだいぶBM哲学が埋め込まれているようですが…やっぱりBMは水平対向だなと再確認。現在チューニングは完璧、これ以上完調なボクサー無いべ…と悦に入るくらい調子が良いです。GSは結構荒削りな印象です。シフトタッチとか国産以下かも。デモな~、出来の悪いのやつほど可愛いというのもあるよな。個人的には手間かかるほうが愛着があったりして。GSは大変そうだが…

土曜日

F650GSがやってきた

“来年のGWは四国行くぞ、剣山スーパー林道など、林道三昧するぞ…”と悪友たちと契を結んだものの、まさかRSで行かんですよね。それで少し前からオフ車を物色していたのですがなかなか良い物がない。中古で良いのですが、国産250オフ車って意外に高いんです。
で、とある金曜、会社の昼休みにちょっとWeb覗いたらあるじゃないですか!F650GSのシングル、それも最終型のツインスパーク機が!グリップヒーターにパニアフルセットで即出かけられます…その場で電話し、あっという間のご購入…で、電話の翌日には引き取ってまいりました。

2006年式、ツインスパークエンジンの最終型
O2センサー触媒付き、レギュラーも使えます

まだ行けるかな

まず整備

だいぶ綺麗になった
さてどこ行こう…

ついにこれでK,R,Fと全部乗ったことになるな…と一人言(まぁHPだとかGだとか最近はいろいろ派生形がありますが)。

木曜日

BMW R1100RS パニアのキーをメインキーと同じにしてみる

中古パニアを後から別に買ったため、キーが別々になっていました。大した問題では無いのですが、ワンキーのほうが気分いいに決まっています。で、パニアキーをメインキーと同じにしてみました。この古いタイプのBMのキーのシリンダーは、3種類のキーピン✕2の組み合わせで出来ています(最新のはどうだかよくわかりません)。

元のキーでロックを、

外します

ここに秘密のホールが有ります。ピンなどを差し込んでキーシリンダーのロックピンを押します。このとき力は必要ありません。スプリングの力で飛び出しているロックピンをきちんと押仕込めればキーシリンダーは簡単に抜けます。

※ 予め言っておきますが、オリジナルのキーが無い時にこの手法を使っても、キーシリンダーを抜くことは絶対にできません。あくまでオリジナルキーを持っているという事が前提です。

ロックピンをうまく押すことができれば、難なくキーシリンダーが持ち上がります。

キーシリンダー

じつは、7番目のピンは、キーシリンダーのロックピンになっています
先ほどの秘密のホールからこいつをきちんと押せれば、キーシリンダーは外れます

キーを抜きますと、こういう状態になります。

キー部品が抜けます
一番右側(7番)がキーシリンダーのロックピン

念のため、どこに何番が刺さっていたかメモっておいたほうが吉
(失敗しない限りもとに戻すことはないと思いますが…)

キーを全部抜きますとこんな感じ
キーピンを押し出すために、中に小さなスプリングが中にはいっていますので、これを飛ばさないように気をつけます

新しいキーに合わせて、並べ替えて差し込みます

(キーピンは1〜3の3種類しかありませんので、変更したいキーの形をよ~く眺めていればどこが何番か分かるかもしれません)

差し込み終わったら、キーピンを指で押さえて

新しく合わせた方のキーを差し込みます

番号合わせが正しくできていれば、指を離してもキーピンがすべて一列に並んでいるはずです。この状態でどこかが飛び出していたらキーピンの並びが間違っています。(右側で一つ飛び出しているのはキーシリンダーのロックピンですのでこれは引っ込みません)。

あとは、キーが刺さったままのキーシリンダーをパニアのキーシリンダーホールへ戻せばおしまいです(ロックピンは、キーシリンダーを少し差し込んでから反時計方向へ90°回しますとキーホールの外壁によって押し込まれる仕組みになっていますので、ロックピンが引っ込んだら奥まで差し込めばロックされます)

ちなみに、メインキーがコピーキーの場合、オリジナルキーよりも精度が落ちていますので、パニアキーのアンロックが渋くなることがあります。どうやらバイク側のメインキーシリンダーよりもパニアキーシリンダーの方がキッチリ出来ているようです(自分のはアンロックにちょっとコツが要るようになってしまいました)

でも、ワンキー化されたことのほうが嬉しいかな。ジャラジャラ言うキーホルダーから一つキーが消えたわけですから。

水曜日

次期FX…?

最近気になっているバイク、次期FXとして悩み中。何が悩みかって…置く場所がない!

ロータックスのシングル機が良いんです。

今の二気筒系は好きでないんです。何が嫌いかといいますと、糞長いホイールベースです。ハッキリ言ってあれは長すぎ、オフなんて走れないです。オフテイストのロードマシンですな、あれは。その点、このタンコロはオフっぽい短いホイールベースを持っています。

日曜日

ぷらっと白浜往復317キロ、

ぷらっと房総は白浜往復317キロ。本当に何度も来ているので目新しいことはなにもないけれど、アクアラインさえ使えばこれだけの下道を日中7時間で走れるところはそうそうない。海沿いさえ走らなければ全て快走路、森田健作様サマです。



大島が見える
いつか行こうと思いつつ…
仰山魚が釣れるらしい。



BMW R1100RS マフラーのダンパー

R1100で 良くある障害らしいです。マフラーのタイコを支えているダンパーのヘキサゴンボルトのナメ。これまではここがナメていても、ダンパー裏側のタイコ側ナットを外せばマフラー着脱が可能だったので放置していたが、つい先日そのゴムダンパーが引きちぎれるという事態が発生。とうとうそのヘキサゴンボルトを抜く日が来ました。抜くったってナメていますから回りません。ディーラーへ自走し外してくれと依頼。最初はドリルでナメたネジ穴を上から掘ったみたいですが、メカニックいわく、これじゃ無理だと。そこでグラインダーで裏側からちぎれたダンパーそっくり削り落としてもらいました。とかく古いBMはヘキサゴンの穴をなめてしまうケースが多いので厄介です。

あとは新しいのを付けるだけ

修理上がりを待っている間にも、GSが連れて帰れと囁いています…

げっ、無理だろが!


RH975S シフトアーム延長

ナイトスターのシフトアームを延長してみた。グリーミングワークス製です。今日300キロほど走ってきましたがシフトがとても楽になりました。自分的必携オプション。とてもざっくりしたシフトフィーリングですがレバー比が絶妙で自分にはシフト抵抗の無さがしっくり来ました。踏み込んでいった時、ま...