月曜日

RH975 初期型固有のバッテリードレイン問題…

最近あまり聞かなくなりましたが、これも結構有名なナイトスター話題だった?様です。自分もRH975S買う際におぼろげながら噂にはなっていましたが、当時は真因よくわからなくて、食らったらヒューズ抜くとかそういう対策だったらしいです。今改めてドキュメント読んで、原因と対策を思えば、(電子回路屋さんとしては)なるほどね…色々出るよねそれ…という感じです。

(2023の1月かい!)

おそらく日本へ情報回ってきたのは、
かなり後なんじゃないでしょうか。
というのも、
去年の秋くらいまでは原因分からず、
危ないバイクってことで、
叩き売られていました。
店の説明も結構曖昧で、
原因わからないから、
RH975Sも同じ扱いされて、
叩き売られてました…
当時ディスカウントは異常に大きかったですが、
結構博打感ありました。
ただ各種現象から、感覚的には電気回路の
アース系だよねと言う読みはあったのですが。


要は、2022/7/25以前に製造されたRH975(全市場向け)の左右の
ハンドコントロールユニットの中のコンピューターが、
バイクの電源切った後もCANバス通信が活性化されてました。
…環境温度が高いと頻度が高いです…と。
(半導体の活性化電圧は思いっきり温度依存しますわな)
で、対策は、
左右のハンドコントロールを対策品に交換する。
(部品番号の末尾にAが入っているのが対策品らしい)

基本的に、サフィックスAが付いていなかったら、
対策品に交換、
もしそれらをやってバッテリー
放電問題が解決しなかったら別問題であるので、
マニュアル見ながら障害解析してねと。



お決まりですが、交換された古いパーツは破壊して廃棄せよと…
でもオクにイッパイ横流し品が出てますね。



ちなみにですけど、
RH975Sのハンドルバーは、
左右のハンドモジュールのアースが取れるよう、
クランプ部分は被覆を剥いてあります。

電子機器ではこういうのFGを取る…
と言いますが、なんかそれに似た対策ですね。

上がスポスタS、下がRH975S

スイッチボックスのクランプ金具はちょうど
塗装品剥いてある辺りに来るので、そこでGNDを取ってるのかも。
スポスタのほうは剥いてありません。
ここの塗装を剥いたことがどのくらい
安定化に寄与しているのかはわかりませんが、
明らかに意図的だと思います。
電子機器の安定動作は、安定したGNDが大原則なので。
FG取ると取らないではだいぶ、GNDレベルの安定度が違う感じします。
ただ、雨に濡れる事も有るわけで、
そういうときどうなるのかな…
電子機器の設計では、流石に端子が水に触れたらどうなるかなんて、
考えもしないし実験もしない…

ただ経験上、大雨の中走った翌日、
色々変なことが起きたのも事実です。

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