先週、取り敢えずシングルスパークのスペアエンジン(F650CSの)を載っけて始動まで確認しましたがなんだかな感じ。エクセルレスポンス悪いんだよね…で、結局オリジナルのツインスパークエンジンを修理して搭載することにしました。
クラッチハウジング
ガタガタ、酷いもんだ。8.3万キロでこんなになるの?
本来であれば、ハウジングを外してバラしてから削るのですが、
ハウジングを固定しているナット、なんと140Nmもの大トルクで〆てある。
ハウジングを固定する専用ツールを持ち合わせていないのでこのまま削ることにした。
削り粉が中に落ちたりとまぁ、良くないことはいろいろ有るのだけれど。
アルミの削り粉少々入ったくらいでエンジン壊れませんよ…
(オススメはしませんけどね)
磨いてみた
定番のオイルストーン#180で磨いてみた。
が、傷が深くて磨いても磨いても全然傷がなくなりません。
これでどうだ
近所の金物屋へ行き、細目の平ヤスリでサクッと削り落としました。
裏側も
クラッチ組み直した
組み立て前にカバーの合わせ面はオイルストーンで面だしします。
幸いなことにパッキンは蓋側に残り無事でしたので再利用。
ウォーターポンプシール
本題はこっちです。
かちこみました
シリコングリスなど刷り込んで組み立て。
蓋の合わせ面はオイルストーンで面だし。
一応、パッキンも新調。
話脱線するけど、インペラーシャフト付きのシールキットで7,000円ほどしました。今回シールはやられてますがインペラーシャフトは無事だったのでシールだけ替えても良かったのかもしれない。シールは10x26x7という特殊サイズで、国産品はないみたいですが、スウェーデン製の物(SKF)はあり、モノタローなどで安価に入手できます。次回はそちらを使ってみようかな。
ツインスパーク修理完了
さっさとやっときゃよかった
で、今載っているCSエンジン下ろす…めんどい。
当て物
エンジンの下は平らではないので、ただジャッキを当てても不安定です。
前回は友人がエンジン転ばないように支えてくれていたのですが今日は助っ人なし…
一人作業です。
エンジンが送られてきたときに底に敷いてあった緩衝用ダンボールを置き、
圧を掛けエンジン下部の出っ張りをダンボールに食い込ませ安定させます。
ダンボールを下部計上に馴染むよう食い込ませます
ジャッキをグィグィ持ち上げてしっかり食い込ませます。
ジャッキが軽くあたっている状態にしてボルト類を抜きます。
降ろします
そろ~りそろ~り
ゆっくり引き出します
ちなみに、ジャッキの前側にパンタジャッキを更に噛ましてあるのは上手く引き出せないときにエンジンを起こす(立てる)ためです。搭載されていた時の角度のままでは干渉して引き出せません。少し下げて、起こして、まだ少し下げて、また起こしてを繰り返し、引き出せる場所を探ります。
出た!
ジャッキから引きずり下ろします
これを載せる…
この作業が一番難儀しました…なにせ重たい…70キロは有るだろう。
ヘッドにボルトを刺し、タイダウンベルトを輪にして引っ掛け、それを自分の首にかけ、背筋で持ち上げて載っけました。この重さ、手で持ち上げて、狙った場所へ下ろすのは、
よほどのマッチョでないと無理だと思う。なので、背筋で釣り上げて、手で所定の位置へ持っていき、下ろす…
そろ~りそろ~り
今度は搭載です。
エンジンをフレーム下へ運びます。
おろした時の逆で、挿入し、上げて、寝かして、また上げて、寝かしてを繰り返します。
おっおっ…
危ない
ひゃー
もう一息
だいたい来た、持ち上げます
もうちょっと!
もうちょっと〜
ここの穴位置が合ったら一気にハンガーボルトをかちこんで仮止めします。
片側入ればあとは比較的楽。反対側へ回ってジャッキで高さを調整し、前後位置を合わせてボルトをかちこみます。
入った!
いま、ハンガーボルトが二本は言っただけの状態です。
エンジンはぶら下がっているだけ?
その他のボルトはエンジンを前後に揺らせばほぼ入ります…が、
コレの次はスイングアームのシャフトを突っ込んでおいたほうが良いと思います。
そこはメンテでこの後も抜き差ししますから、ストレスのかかった状態にしておくと大変なことになります。
まあここまでくればあとは組み立てるだけです。
ヘトヘト
一応始動確認はしました。
疲れた〜もう無理…
帰る!
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