日曜日

F700GS 林道デビュー(& RH武平)

友人がF700GSを購入したので、林道走らん奴はオフ車ではないと脅かし、林道デビューのため白金林道へお連れした。

白金も舗装が進みましたね

大観山で休止

しかし、F7のパニアは幅が広い!F6のパニアはハンドル幅を超えませんが、F7のパニアは明らかにハンドル幅を超えています。小容量化してこれですから、膨らませたらもうすり抜けは絶望的ですね。

今日のお宿、民宿武平さん

河津桜は満開です

お風呂からはこの眺め

BBQ準備を始めます

炭起こし

炭が落ち着くまで、宿屋の奥さん手作りの秋刀魚寿司を頂きながら待ちます
この秋刀魚寿司、メチャウマです

陽も沈み、河津桜の下で宴たけなわ

ライトアップされた夜桜が綺麗です

小林オレンジ!
どこでも食べられるものでは有りません!!

翌朝、見事に二日酔い。目を凝らせば外は雨…

座敷で朝食を頂きます

武平さんはライハのHPしかありませんが元々民宿です。お値段全てなツーリングでない限り、ぜひ民宿モードで泊まり、キンメの煮付け、アワビ(ここまで付いて6800円!)、オプションの伊勢海老(+2000円!)などを堪能することをおすすめします。我々も次回は民宿モードで海の幸堪能ツーと決めました。友人の一人は即座に次の民宿フルコース予約を入れておりました...

伊東港

目的はここ、星野ひもの店

いくつか試食させていただきました
めちゃうま

サンマ醤油、鯖みりん、マグロの尾の身を頂きます

地物でしか作らないというこだわりです

材料は目の前の伊東港に水揚げされたものだけだそうです。


今回、初めてパニアをつけて走りました

すり抜けは大変になりますが、積み込みのことを心配することなくおみやげを買い込める
点が最大の利点ですね。

流石に寒いです。海老名で暖を取るため小休止
温まったら一目散に帰宅

今回結構な雨の中、伊豆スカイラインを走りましたが、F650GSシングルはびっくりするほど安定して速いということがよく判りました。少し高めのギアでトルクをかけながら走ると安定しています。F7は一生懸命ついてきていましたが、リアがズルズル滑るそうです。当方リアが滑るような走りは怖くてやりません。F6とF7の違いは前後荷重配分の違いではないかと思います。もしかしたらこういう悪条件下ではF6シングルはRSより速いかもしれません。

ps.以前、RSタイチのレインマスターのシーリングを行いましたが、結論から言うと軽く浸水しました。縫い目からジャバジャバとはなりませんでしたが、生地そのものの耐水性が落ちてしまっているようです。やはり寿命と考えたほうが良さげです。残念でしたが、四国ツーの前に問題が発覚して良かったです。


火曜日

F650GS アイドル不良対策、スロットル周りをイジった後の再キャリブレーション

追伸2021年10月

長いことRotax650に乗ってきて、WEB読み漁っては色々試行錯誤やっていましたが、今現在、燃調を正しくするには、結論的には、

1.メカ的にきちんと整備して、正しい乗り方(いつも3000回転ほど回して乗る)を続ける
もしくは、
2.GS-911などで強制的に設定をクリアし、ISC制御を再学習(補正)させる
の2択に見えています。

これまでの経験から、日頃の通常運用でも、追加学習機能はあるように感じています。不調のバイクを手に入れた後、きちんと整備して長いこと乗り続けていると、チョットずつ安定した回転に変わっていくのを実感しているからです。これは14年式のBMS-E搭載機もBMS-C搭載機も同じでした。ただ、一朝一夕で変わるようなものではないみたいです。

コンピューターをリセットするとこれは文句なしに再学習するようです。BMS-C2搭載機は、F6でもG6でも、アリババでも売っているGS911で機能するようです。
ここ数年弄ってきて、インジェクション車が燃調不良になる最大の原因は二次エアの吸い込みです。Rotax650はマニホールドのバンド締付け不足で顕著に出ます。自分は、カツンカツンに締め込む代わりに、常に高耐熱液体パッキンを塗っています。スロットルの付け根がガソリンでグダグダになっていたら、それは多少なりとも吹き抜けている証拠ですので、しっかり処置しましょう。しっかり閉じていれば、スロットル外壁はガソリンで汚れません。

スロットルの付け根がGASでグダグダになっていたらバンドを締める

ここは、当たったら(二次エア吸って不調のとき)劇的に効きます。
経験的には、結構カンカンに締めないとここから吸う感じです。

バンドを締め込むには、7mmのBOXが要ります。
バンドを締めたらパーツクリーナー等できれいに洗浄し、
後日改めて確認してみてください。
汚れるのが止まったら、そのまましばらく乗っていてみてください。
だんだん燃調がマトモに変わっていくはずです。
(一番良いのはGS911などで強制的に設定リセット)

ーー (以下、過去LOG) ーー

(ここ、アクセス多いみたいなので、その後色々やってきて分かったTIPS追記。アイドルが不安定だったり、回転がスムースに上がらない場合、キャリブレやる前に、スロットルボディとインテークマニホールドの結合部のバンド締め直してください(スロットルの下側です)。カンカンに締める必要は無いですが少しキツめに。ロータックスシングルの場合、ここの隙間から二次エア吸って不調になるケースが殆どです(F6→G6→G6と3台乗ってきてます。締めが緩いとほぼなる。ここの工作精度悪そう。さすがデロルト、イタ製品…自分は最近はキツく締める代わりに、ここに液体パッキン塗っています)。バンドは7ミリのボックスドライバーがあれば分解しなくてもシートの隙間から締められます。その後キャリブレやります。エンジンが冷えているときに始動し、アクセル触らずに冷却ファンが二回回るまで放置すれば完了します。これでだめなら何か他に故障が発生しています。IACとか燃料ポンプとかバルブクリアランスとかインジェクターを触ったとか、エアクリ交換したときは、微調整という意味でこのキャリブレやり直したほうが良さげです。劇的に体感できるほど変わりませんが)

先だってスロットル周りを清掃したわけですが、実はその直後エンジンは絶不調になりました。アイドルが不安定になり、暖気中回転数がフラフラしたり、スロットル操作すると突然ストップしたりアイドルが突然3500rpmになったりしていました。

(→ スロットル締結が甘かったためです)

結論から言うと、長時間バッテリーを外して作業をしたためコンピューターのRAMが飛んで調整値が飛んでおかしくなったようです。なので再調整が必要になりました。再調整後はアイドルは弄る前と同様に安定化しました。

整備時に長時間バッテリーを外してコンピューターの設定値を飛ばした場合はもちろんですがTPS(Throttle Position Sensor)周りをいじった時と、IAC(Idle Air Controller)もしくはスロットルのエア通路周りをイジった時もコンピューターの再設定(ほんとうの意味でのリキャリブレーション)が必要になる模様です。

左がTPS、右がIAC

TPS故障時以外、TPSをイジることは無いはずです。ですが、TPSが故障するなんてまずありえません。経験上興味本位でTPSをイジるとハマります。ろくな事になりません。R1100RSで懲りました。ただ、R1150RS以降TPSキャリブレーション機構が搭載されたので、イジってもキャリブレーションさえ行えば滅多な事にはならなさそうです(キャリブレーションのないR1100RSなどはイジるとホント大変なことになります。BMWマニュアルでも、絶対にイジるな、工場以外で調整不能…と書いてあります)
IACはオートチョークを備えたインジェクション車に搭載されています。IACはアイドルエア通路になっていますので汚れが溜まるとアイドル不調の原因になります。バイクの扱い次第では汚れ、詰まりなどが発生する可能性はあります。なのでアイドル不調時に清掃すれば復活するのかというと、そうは問屋がおろさなかったというのが今回の話です。

TPSの再キャリブレーション
> キーオンし、スロットルの全閉>全開を3回繰り返してキーOFFするらしいです。

(→ レンジ覚えるのにこの操作?海外のスレッドにはそういう記述ありますがエビデンス不明。R1100はテスターでTPSのゼロ点設定。1150系はツールで全閉時の電圧見てるぽい。R1200以降は…知らない)

IACの再キャリブレーション
> スロットルを触らずにエンジンを冷間スタートし、ラジエターファンが回るまでスロットルを一切触らずに放置し、その後キーOFFするらしいです。このプロセスの中でコンピューターはIACの最適制御値を再設定するらしいです。

(IACというか、インジェクションのテーブル直しているぽい)

で、素直にその通りしたましたところ、コールドスタート〜温間時までアイドリングが安定するようになりました。

バッテリーを外してどのくらい放置すると設定値が飛ぶのか諸説あってよくわかりません。明示的にリセットしたければディーラーへ依頼するか、GS-911を買ってきてダイアグコネクターに繋いで行うかのいずれからしいです。簡易的方法についてWEBでいろいろ言われていますのはバッテリーを外した後、ハーネスの正極と陰極を一晩ショートさせておけとか、シート下にあるコンピューターのコネクターを一晩外しておけなどがあります。

F650GSのエンジンスタート方法についてはあちこちで言われていますが、どうやら真面目に手順を守る必要がありそうです。キーオン後すぐエンジンをかけるのは絶対ダメですし、起動時にスロットルを煽るのも厳禁とあります。どうやらこの時コンピューターがいろいろなセンサー値を読んで設定値にフィードバックしているからというのがその理由です。

(これは本当。BMのサービスマニュアルにも書いてあります。G6だとキーオンでスピードメーターが一回振れるのですが、その時、(冷間時に)性急に始動すると調子悪くなります。やっちまったら、エンジン切って10秒ほど放置、キーオンして暫く待って始動しましょう。エンジン温まっているときはまぁ大丈夫ですが。キーオン時が味噌で、エンストしたときなどはそのまま始動して問題なさげです)

もしアイドル不良やエンジンストールに悩んでいるのであれば、ダメもとでスロットル周りをオーバーホールし、コンピューターの再設定を行ってみてはどうでしょうか。

(→ インテークマニホールドのバンド締めて再キャリブレ)

(因みにこの辺りのトピックは日本語ソースはほとんど有りませんが、海外ソースを探しますとワンサカ出てきます)

(→ どっか欧州のBMディーラー向けのサービスのTIPSにも、マニホールドのバンド締めてキャリブレしろって明確に書いてありました)

ちなみに、GS-911の仕様には、以下の機能が入っている模様。要は何かしたらガス供給系を弄ったらリセットせよってことですね。燃料ポンプも交換したらやったほうが良いと思いますが...


Reset all adaption values at once (throttle-valve zero position, idle regulator, lambda control)
replacement of:
-control unit
-engine
replacement/removal of:
-throttle-valve air intake
-Throttle-valve potentiometer
after other changes in the throttle-valve area (idle stop screw, throttle cable etc.)


Reset individual adaptation values

replacement of:
-injector
-electric fuel pump
-fuel pressure regulator
-fuel filter
after rectifying faults in:
-air supply system (e.g. contaminated air filter etc.)
-lambda closed-loop control (e.g. O2 sensor replacement)
ややこしい時代になってきました。見よう見まねて機械だけいじるとハマるってことですね。
おそらくコレ以降のBMWはもっと酷いこと(≒コンピューターと密接)になっていると思います。

月曜日

F650GS 足回りオーバーホール

リアサスのリンクなどチェックしてみます。巷ではここの構造はあまり評判良くないです。旧型のGSなどは雨水がベアリングに入り込んでグズグズになっているのもあるとか。ここばかりは開いてみないとどうなっているかわかりませんので開けてチェックします。

リアサスのリンクはここです

最初にストラットの下側を外します。

センターを立て、浮いたリアタイヤ下にかましものをしてからストラットのネジを外します。リアホイルの荷重がストラットに掛かったままですとネジが外しにくいです。

ストラット固定ボルトの反対側はナットが入っていませんがこれで正常です。ストラットに雌ねじが切ってあります

ストラットが外れました

スイングアームからアングルへ伸びているテンションストラットの下側を外します。ここは結構に固いです

ボルトを引き抜きます

ここには一応ダストカバーが入っています

ダストカバーの裏にベアリングは居ます


アングルをフレームに固定しているボルトを抜きます

アングルが外れます

思ったほど錆びていませんでした


リアサス側

※ ベアリングは円柱状の物がたくさん詰めてあるだけです。ベアリングリテーナーは有りませんのでインナーベアリングを抜くときは要注意です。この円柱状のものをポロポロ地面へ落として紛失したら大変なことになります。サスペンションストラット受け部とフレーム接続部のベアリングはこのようなタイプのベアリングですのでバラすときは要注意。

アングルとテンションストラットの接続部分にはリテーナーの入ったベアリングが使われています

ベアリングインナーレースです。

オイルシールの外側に出ている部分はグリスが切れますと錆びる可能性があります

案の定、オイルシール外側部分はサビが発生していました。

ベアリングの当たる部分は無事でしたのでサビを落として再利用します。

ベアリングを清掃し、グリスを再充填したらインナーレースを挿入し、このように紐で芝居って起きます。特にストラット部とフレーム固定部はベアリングリテーナーが入っていませんので、アングル取付中にインナーレースが抜けてベアリングの球が溢れないようにします。

テンションストラットのスイングアーム側にもベアリングが入っています。

ここもインナーレースを抜き、ベアリングをチェックし、清掃してグリスを再充填しておきます。

ポン、バラした逆順で取り付けると出来上がり

締付けトルクです(N/m)

しかしなんでやねんという感じのボルトサイズが使われています。ヘッド16ミリとか18ミリとか、勘弁して!ちゃんとBOXソケットを準備しておかないと、トルクレンチが使えないです。


日曜日

F650GS メーターランプ、球切れ

まぁ最初っからなのですが、メーター照明の球が切れておりましたので、ようやく交換です。

いったい何回このネジを外せばいいんだ…

メーターユニットを外す

ライトハウジングをずらしてメーター裏から手を回し、クリップ3箇所外しますとメータユニットーはカウルフレームから外れます。

こいつだ…

メーターユニット裏から狙ったバルブをコネクターごと引っこ抜きます。

一個700円!!

ボッタクリですねBMW。ディーラーで買わなきゃよかった。

うーん、直った感じ

夜確認、直ってる!

なんか、夜に光るメーターを眺めているといざなわれてしまいます…

RH975S シフトアーム延長

ナイトスターのシフトアームを延長してみた。グリーミングワークス製です。今日300キロほど走ってきましたがシフトがとても楽になりました。自分的必携オプション。とてもざっくりしたシフトフィーリングですがレバー比が絶妙で自分にはシフト抵抗の無さがしっくり来ました。踏み込んでいった時、ま...