土曜日

F650GS ダイレクトイグニッションコイルの点検

最近、上り坂でアクセルをワイドオープンすると時折デトネーションぽい音がする。デトネーションの要因はいろいろ有ります。通常真っ先にやられるのはヘッド開けてカーボンの堆積を見るらしいですが、それ結構な工事になるので、まずは手軽な方から。
ツインスパーク機は伊達にプラグ2本付いてなくて、デトネーションを起こさない制御(点火時期を変える)が入っているらしいです。ですのでどっちかの点火系が機能しなくなるとデトネーションを発生することがあるそうです(発生しない場合もある。点火系の壊れた方に依るらしい)。

なもんで、両方生きているのかい?を見てみることにしました。

プラグへのアプローチはカナリめんどい

ダイレクトイグニッションコイル

F6はツインスパークから、点火系はダイレクトイグニッションコイル方式に変わっています。2つある、プラグキャップみたいな格好をした部品、左がプライマリー(センター)、右がセカンダリー(端っこ)です。

車の世界では、まあまあな確率で壊れるというのが通説らしいです。故障したという記事は多いですし、社外品が多く出ています。でもバイク用は社外品見たこと有りません。壊すと高いです、一個$130強…

プライマリーの制御線

プライマリーは、回路図によれば、
➀ 黒/緑:点火信号、
➁ 茶:GND、
➂ 赤/黃(3)電源
らしいです。

ダイレクトイグニッションコイルの点検で絶対やってはいけないことは、ダイレクトイグニッションコイルをプラグから引っこ抜いた状態でエンジンを始動することだそうです。運悪く放電端子電圧が点火信号側にリークしたら、イチコロでコンピューターが燃えるらしいです。車の世界では腕の悪いディーラーにコンピューターぶっ壊されて、オマケにそれの修理代まで請求された人いるみたいですので要注意。

ツインスパークでダイレクトイグニッションコイルの生き死にを簡単に確認するには一本抜いて始動できるか見てみてばいいわけですが、引っこ抜くときは必ずダイレクトイグニッションコイルの制御線コネクターを引っこ抜いて試さないといけません。昔の点火系チェックのノリでプラグキャップ(プラグキャップではないが…)抜いて始動したら、運が悪いとコンピューターぶっ飛びます。

こっちはセカンダリー

で、制御プラグを片方ずつ抜いて、プライマリーのみ、セカンダリーのみと、それぞれシングルスパーク状態で始動してましたが、いずれもアイドリングは安定しています。まあコイルはとりあえずパンクしていないということですかね(劣化というのも有るらしいです。これはこんなチェックじゃナカナカ分からないかもなぁ)。

汚い…

F6の取説には、セカンダリーを白い方と表現していますが、これどう見ても白で無いでしょ…

掃除すると明るいねずみ色になります

プラグも点検しました

交換してから5000キロ弱です。いい感じです。昔は中の碍子がキツネ色に焼けていればOKなんて言われていましたが、最近のエンジンは排ガス規制で相当なリーンバーンエンジンになっており殆ど白に近い感じです。

IAC

アイドルエアーコントローラーです。このバルブでパイロットエアー通路を広げたり狭めたりしています。ベットリとゴミが付着していましたので清掃します。
暖機運転時にアイドルが勝手に上がっている(オートチョーク)のは、ここのバルブがコンピューターの指示で開くからです。

興味本位で、ここの制御線外したらどういう走りになるのかやってみたい衝動にかられます(まだやってませんが)。

パイロットエアー通路

こちらは比較的綺麗な状態でしたので放置。

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