新兵器購入です。これで長かった一つの戦いに終止符が打たれます。
アマゾンから荷物が届きました。USからです。送料ケチったので一週間以上待ちました。
中身はこれ、TecMateのCarbMate TS-111
日本では殆ど知られていませんが、これが本当にすごいんです。
ん
負圧計ではありません。キャブレターシンクロナイザーです。
中に2つの電子負圧センサーが入っているようですが、見ているところはその差分だけという割り切りの良さ。負圧の絶対値なんてどうでもよくてバランス命!という製品。特殊なケースを除き負圧の絶対値を見るなんてあまり意味がないです。ボクサーのバカでかいピストン負圧でもメータはバタバタ触れたりしません。チャタリングは上手く除去されているのでとても使いやすいです。ボクサーの為にあるような製品です。国内では殆ど扱われていませんが、USアマゾン購入・日本配送が可能です。購入時$90程でしたが、ボクサー乗りはこれ一つあると本当に幸せになれます。マジでお勧めしておきます。ちなみに4発エンジンも結局は2+2の調整ですので、これで4発も調整可能です(手順は添付のマニュアルに書いてあります)。
今時珍しいMade In The USA。手書きの銘板がアメリカンな感じです。
中身はこれ
使い方は至って簡単!
繋いでみました。やっぱりずれていました
精度を少し緩めてセンターへ持ってゆきます
最大精度でセンターを追い込みます
使い方ですが、ボクサーはTPSの付いている左のスロットルがリファレンス(基準)なので、まずは左のパイロットスクリュでアイドルをだいたい決めてから、右スロットルのエアバイパススクリュを合わせこんでいきます。このシンクロナイザーもREFが左になっています。それに対して右がどれだけプラスなのかマイナスなのか?を表示しているだけです。アイドルが気に食わん時は左を先に弄って、次いで右をバランスさせます。ただし後々出てきますが、燃調がきっちりしているときは・・の話です。燃調(アイドルガス濃度)とかが明後日状態なのに、ここを弄ってアイドル合わせこもうとしても上手くいかないです。オープンループ機ならアイドルレギュレータを先に設定必要です。クローズドループ機であれば、左パイロットエアスクリュー戻し1+1/4をベースに多少の足し引きでやめといたほうが無難です。死んでもバタフライストッパーは触らないほうが身のためです(経験者談)。
難点は別バッテリーが必要なことでしょうか。
RSは+のバッテリー端子へのアクセスは余りよくありませんので。ヘラープラグとかから12Vをとれるように電源ケーブルを改造しておくと便利かもしれません。
左のダイアルが測定精度ダイアル。
精度ダイアルはLED一つで何mmHGのずれ量を表すか?を設定するものです。20mmHG~5mmHG/LEDです。いまLED1つで5mmHGの精度です。ドンピシャの時は本当に関心するほどエンジンはコロコロ回ります。フラットツイン海苔は一度お試しあれ。精度と言い使いやすさと言い、良い製品に出合ったと感心しますです。ちなみにねじを開けて中を覗きましたが、ケースのでかさに似合わない小さな基盤が入っています。個人的にはこれをバラしてインパネに組み込んで常時モニターしたいくらいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
なにかご意見あれば…