もう相当前からの持病なのですが、フロントディスクローターのフローティングピンがガタガタ?で、押し引きするとゴリゴリ、段差超えるとかちゃんかちゃんと煩かったディスクローター。国産などではナンチャッテ・フローティングディスクローターが多いのですが、BMWのは本気でフローティングさせています。それは良いのですが、このフローティングピンがアルミ?で出来ていて、これまたよく減ります。思えば良く13万キロも持ちこたえたと感心。
ですが、いい加減気になって仕方がなかったので少し前にK100RSのローター一式を入手してありました。欲しかったのはローターではなくてボビン(フローティングピン)一式です。クリップ類は現在のディスクから流用し、入れ替えます。
カナリ汚れています
コヤツが諸悪の原因
ガタガタです。通常多少のガタはあるのですが、こいつはありすぎです。
サクッと円盤をホイルから外し
ピンを抜きます。
よーく見ると、もうピンの軸は円をしていません。変な楕円形、さらにローターのエッジが食い込んだような段がアチラコチラについています。もうこうなったら交換するしかありません。
わかりますかどこが変形しているか
かなりすり減っています
※ K100RSと部品関連は同じ部番なのですが、工作がイロイロ違います。R1100RSでは、ピンのうち、120°毎に3箇所はクリップが抜けないようにピンを圧縮して潰してあります。生半可な作業ではクリップは抜けません。フローティングピンはアルミなので、ドリルでほじってぶっ壊したほうが恐らく早いです。
失敗しました
Eクリップの内径は10ミリ、それに対してφ8.7の刃を使ったのが敗因。φ10の刃を使うか、リーマーを使うべきでした。今度リベンジします。Motobinsにはボビンのセット2枚分を注文しました。送料合わせて約£65位でした。それが届くまでになんとかこれを抜かなければ…
ちなみに、MotobinsやMotorworksでも、スチール製とかステンレス製に変更されたフローティングピン一式を売っています。メンテの本命はこれなのですが、今回は一時的延命措置をしてみました。
抜いてみた