ずっとやりたかったんですよね、F8Rのファイナルレシオ変更。F8Rは生まれたときからストリートファイターという設定なのでギア比が低い。峠道などではTOPギア低めのクロスミッションな感じでほんと走りやすいのですが、スルスル距離を稼ぎたいツーリングに使うとシフト操作がちょっと忙しなくて、アクセルだけで穏やかに走れない。
もう少しロングに振るには、フロントの丁数を上げるかリアの丁数を下げるのだけど、F8Rのフロントは20Tというこれまたレアなギアが入っていて、丁数上げるったって、特注する以外にほぼ選択肢がないのでパス。
リアはというと、同じF8エンジン系統のGSには41Tとか42Tのスプロケットがある。ただ、GS系のスプロケットは取り付けボルトサイズがM8で、F8RのM10とは合わない。GSのスプロケの取り付け穴広げるという荒業はあるが自分的にはナシ。
ならばGSのスプロケットハブごと替えちゃえばいいじゃん…です(ホイルへの取り付け互換あり)。ただ、試すったって新品買ってくるとソコソコお金かかる(チェーンとか、切っちまうとあと戻りできないですから)ので、まずはダマシダマシ実験してみて、良かったらちゃんと再整備しようという腹づもりです。
左F8R、右オクで落としたF8GS
取り付け互換あり
取り替えてみる
Orz…分かってはいたけれど…
リアを5丁も下げればそりゃこうなるわな。
DIDのサイトで計算したら、この丁数変更だと、
120Lを117.5Lにしないと正規の軸間距離と合わないそうな。
リンクに少数とか奇数はないので、一番近い偶数に切り上げるのがルール。
つまり、このファイナルレシオだと118Lが適切なチェーンのコマ数
(オリジナルに対して約8ミリほど軸間距離が長くなる≒ホイルベース伸びる)
だが、まぁ誤差範疇ですね。
近くのスキー場まで登ってみた
ん〜、これ良いね。
戦闘的な走りは縁遠くなった感あるけど、
フツーに転がすには全然乗りやすい。
要は、ちょっとクセのあった変わったバイクが
フツーのバイクになったということ。
ツーリングにはこのほうが全然向いてます。
摩耗したスプロケット、チェーンのコマ数違いなど、
このままでは信頼性に問題があるので、
きちんとこのギア比で再整備することに決めました。
ちなみにリア42Tにするとトータルで
F800SとかSTなどとほぼ同じ減速比になるらしい。
TOPで60キロは約2000回転程。
あーこれはR1100RSとほぼ同じ回転数だわ。
とはいえ高圧縮エンジンなので、
水平対向エンジンみたいに
低回転からのスナッチはあまり効きませんが。