さぁ行くよ
はりゃ?なんか浮いてないかい?
…やられた
間違いなく水が混じっています。
リザーバータンク
なんで?水入ってるやんか。
げっ
なんでエアクリーナーから水がジャバジャバ溢れるわけ?
中はビショビショ
クーラント抜きます
汚いねぇ…
オイル抜きます
水が混じった感じしないのだが…
インペラー
割れているかと思ったらマトモ。
空転しないので中のギアもたぶん割れてない。
ただ、シールは多分やられてるだろう。
ラジエター下ろす
エンジンを裸にする
エンジン降ろした
重いよこれ…
70キロはありそう。
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取り敢えずシングルスパークのエンジンをかちこむ。
プラグ一本ですけどプライマリーを刺しておけばOK。
エンジン、かかるらしい(当たり前?)
ツインスパークの車体にシングルスパークのエンジンをかちこむヒトは
この世にそうそう居ないと思われる。
🐸
クタクタ、
帰ります。
■ エアクリから水が…
エンジン内に入り込んだクーラントが、オイルの熱で沸騰、水蒸気化し、ブローバイの経路でエアクリに入り、結露して溜まったと推測されます。
単気筒の場合、クランクケースは結構な負圧状態になるので、F6のようなポンプ構造の場合、外側で漏れた水がイン側、つまりオイル側に水が入る。
おそらく微量だったらドレインから排出されたんでしょうけれど、長いこと放置したのでどこかのタイミングでドバっと漏れて、ドレインから出る間もなく、一気にエンジン内に吸い込まれんたんでしょう。
F6のエンジンオイル温度は結構な温度(100度超)になるので、エンジン内に吸い込まれた水はあっという間に沸騰〜水蒸気化。オイルを白濁させる間もなく一気にエアクリへ飛んでいって結露したものと思われる。
ポンプ周りの構造によってはシールが壊れるとクーラント側にオイルが入るものも要るらしい(特に外車の車)。そうなるとおそらくクーラントのリザーバータンク内がカフェオレ状態になるんでしょう。
■ リザーバーにクーラントが残っている…
これも不思議な現象なのだが、走行中にチョロチョロ漏れ出したようなケースだとリザーバーから徐々にクーラントが供給され、リザーバーが空になって更にラジエター内が空になってオーバーヒートって言うシナリオだと思われるが、昼飯を食った直後になったという点から推測すると、おそらく最初ラジエターのサーモスタットは閉じていたと思われる。リザーバーはラジエターに付いているので、サーモが閉まっているとリザーバーからは供給されない(ラジエター内はフルなので)。その状態で下(ポンプ側)のシールが抜けてドバっと漏れたらもうクーラントは循環しないから、熱で開くサーモスタットを開ける物が無い…つまりリザーバーとラジエターは水が入ったまま、あたたまることもなく、ポンプ側は空っぽ(水を回せない)状態が生まれるだろう。実際ばらしたときも、ラジエターには結構水が入っていたがクーラントのパイプにはほとんど水は入っていなかった。問題が発生したとき走行中も水温警告灯が点灯しているのにラジエターは冷たかった。
想像だけど、多分こんなカラクリなんではないかと思う。
PS.(20220730)
ここに貼っときます。
冷却水周り
F6(G6)の冷却回路
まず、配管はあっていますでしょうか。
これ違ってたら、何が起きるか想像つきません。
これ違ってたら、何が起きるか想像つきません。
サーモはここに居ます
冷却水をスルーさせるか、ラジエター回すか、
ここで経路を切り替えています
開かなくなると、
ラジエターの左が熱くて右が冷たくなります。
(サーモが左にいるので)
ウォーターポンプはここに居ます
あまりポンプが壊れたというのは効いたことありません
あまりポンプが壊れたというのは効いたことありません
自分はこのポンプを回しているアイドラギアの歯が飛んで、
オイルポンプが停止したことがあります(かなり致命的)
F6マニュアルより
こいつがサーモのロックピン
これはG6ですが、
これはG6ですが、
図のようにマイナスドライバー差し込んで、車体後方へ引き抜けば良いと思われます。
サーモはこの中に入っています