日曜日

C58に遭遇

だんだん暖かくなって来ました。R299を走ってやろうと久しぶりに秩父方面へ足を向けます。R299はとことん走れば八ヶ岳を抜けてしまいます。

ふんふん、秩父は近い。

武甲山、秩父セメント

はい?何?え?なんで汽車?え~

あー、

あ、

そういえば、なんか秩父の方に汽車がリバイバルして観光列車を引いているというのを聞いたことがありましたが、これがそうか・・?
元鉄としては追っかけないわけには行きますまい。追っかけるうち、いつの間にか汽車をぶち抜いたみたいです。

居るわ居るわ、沿道には観客が。

おー、美しい

また先回りしました。

おっおっおっ、

キター

終点です。

C58は列車から切り離され、メンテナンスモードに。

昭和19年生まれ、戦中派です。


排泄中

オイル指してますね。

列車を降りた乗客であっという間に人だかり。

八ヶ岳麓まで来ましたが、寄り道し過ぎて時間切れ、引き返します。

温泉-


朝から天気は余り優れませんでしたが、ヤハリ降られました。

バイク乗りに元鉄は多いのかどうか知りませんが、燃料違えどあのでっかいピストンでユルユル走る汽車に惹かれるものを感じるのは私だけ?汽車はピストンは二個ですが、押し引き両方使いますので4気筒相当か・・?


月曜日

BMW R1100RS、シリンダーヘッドのオイル漏れ修理

実は、昨年の北海道ツー途中に高速をタンデムでぶっ飛ばしていたら右シリンダーヘッドからオイルがブローアウト。シリンダーヘッドとシリンダーの間から噴き出しているのは一目瞭然でした。それ以来右シリンダーはずっとおしめ生活、減った分だけオイルをつぎ足しながらこの一年近く走ってきました。しかしこんないい加減な乗り方をいつまでも続けているわけにはいきません。これから暖かくなればおしめしたままではオーバーヒートしてしまいます。GWツー前にきっちり直すことにしました。

※ 実はこの時100%化学合成オイルを使っていました。どうやらこれ古いボクサーエンジンには鬼門なんだそうです。粒子径の大きい固めの鉱物油が良いと言うことを教わりましたので、それ以来Valvolineの20w-50を使っています。1ダースで買えば結構安いですね。

右シリンダーはいつもタオルまき。。。

左のEXバルブ、焼杉

右のEXバルブ、焼杉

切断!

おそらくこのエキパイ、16年間一度も外された事ないのでは?と言う位に固着していました。最後はカナ鋸でバンド切断!


ふぅぅぅぅ。。。難儀な作業だ。排気周りは銅グリスくらい塗っておいてほしいな。

ヘッドカバーをポン

※ このページを参照して作業される方がいらっしゃるようなので、大事な記載漏れを追記しておきます。写真にはありませんが、次のカムスプロケット取り外し作業前に、必ずチェーンテンショナー(のプッシュロドとスプリング)を開放しておきます。右シリンダーであれば緩めると下に落ちますので比較的簡単。要注意なのは左シリンダー。チェーンテンショナーの開放を、カムチェーンスプロケットを外す前に行います。逆の順で作業しますと、下手をするとカムチェーンのプッシュロッドがクランクケース内に落下する恐れがあります。

カムシャフトスプロケット解放

タイラップします!(重要)

オイルヘッドのヘッド下ろしでここが一番要の作業。タイミングチェーンとスプロケットの歯がずれないように、また内部への落下防止を兼ねて針金もしくはタイラップなどでしばいておきます。カムは圧縮上死点でしばかないと大変なことになります。

ゴロン、ヘッド陥落。

タイミングスプロケットさえカムシャフトから開放すれば、あとは必要なボルトを外すだけでヘッドは陥落します。ただし状態によってはガスケットが張り付いているかも。ガスケット再利用は無理と思ってください(てか、そのガスケットを交換するのですけどね・・)

オイルヘッド!

オイルヘッドの所以。シリンダー前側のシャフト内をオイルが走っていますので、ヘッドを抜くとオイルがダラダラ流れてきます。このオイルはカムやバルブを潤滑するという役目もありますが、もう一つ、シリンダーヘッド内の排気口上下を通り抜けるときに排気熱をオイルで奪って、オイルクーラーへ導き冷やすと言う重要な役目を負っています。ゆえにオイルヘッド・・鈴木さんちだと油冷とか言ってるやつですね。

さーて修復

シリンダーチェック

シリンダー内側、エキパイ近くには漏れたオイルが回り込んで固着していましたのでそぎ落としました。これと言った傷もなくホーニングの跡もまだ残っていましたので、シリンダーはこれ以上触らずに放置としました。ちなみにシリンダーやピストンに用がないのであればシリンダーは抜かないほうが吉です。シリンダーはエンジンブロックへ液体パッキンで張り付いています。さらにピストンを抜くとピストンリングをシリンダーへ押し込む際にえらい苦労する羽目になります。ガチャガチャやると傷だらけになります。

組む方はバラすより楽

組み立ては固着して外れないとかそういう不確定要素がありませんのできちんと作業するだけです。そうきちんと。今日のこの日のためにトルクレンチを準備しました。大昔ですが、ホンダのタンころのカムスプロケットをいい加減に締めて、走行中にスプロケットが外れると言うとんでもなく痛い思いをしたことがありますので・・

ガスケット!!

こればかりは要の部品ですので、変なものを使うのは怖いですから大森FLATへ行って正規部品を取り寄せてもらいました。実はR1100のヘッドガスケットはしょっちゅうマイナーチェンジやら問題対策がなされていて何種類もあるんです。そして組み立て前にとにかく、シリンダーとヘッドの合わせ面をきれいにすることです。これをいい加減にやるとまたオイルが噴出してきます。

※ 後日談。ガスケットは、1997年4月以降製造機からマルチレイヤーメタルな物に変更されたようです。メタルレイヤーメタルだと張り付いたり敗れたりしないで、再利用できるのかなぁ。

ハイ終わり
あ?あちゃ~
実は、右シリンダーヘッド、エキパイ固定ボルト3本のうち一本はエキパイを抜く際に途中から逝ってしまいました。ここは熱はかかるわ雨風に晒されるわで一番きつい場所です。長年の風雨でボルトはすっかり腐食していたのでした。この機種そういう事故はあるものらしく修復用のスタッドを売っていたりします。ただし交換は結構な大作業みたいです。とりあえず二本でもエキパイは取り付くようだし、排気漏れもしなかったので、放置!プレイとしました。いつか綺麗にしてあげたい・・

オイル漏れは治りましたが、一年オイル漏れにさらしたのでひどいことになってます。

※ カムチェーントンネルの真下に付いているでかいボルトの蓋が、カムチェーンテンショナーのプッシュロッド格納部です。右シリンダーはトンネルの下についていますが、左シリンダーは上についています。ここの中の部品(プッシュロッド、スプリング)はテンショナーレールと蓋のボルトの間に挟まってレールを押しているだけですので、左シリンダーの場合、スプロケットを外してレールをフリーにしてしまうと中へ落下…というわけです。

試乗

そらぁ、長距離走る前に様子を見ておかなければなりませんでしょう。もう夕暮れでしたが、サクッと鴨川まで往復してきました。

漏れていません!完璧です(たぶん・・)


土曜日

2013 シーズン前にタイヤ交換

まだ寒いのですが、シーズン開幕前にタイヤ交換です。溝の口二輪間でお世話になります。堀持ち込み交換(安い!)ですので、自分でタイヤを外してメカニックに渡します。ヤフオクで落としたタイヤは先に送ってあります。
 
ただいま8.7万キロ

まず後ろ

そして前

できた。これでまた気持ちよく走れます。

日曜日

2013 走り初め

今日は気温が20度近くまで上がりました。小春日和です。
 
ガレージから引っ張り出しました

小港鉄道に遭遇

千倉港

大島

野島崎灯台


ジェッペル (Arai Classic Air)

 ヘルメットの話するなんて初めてかも…な位に、自分の中では話題に登らない。なんだろ、有って当たり前な存在なので。マイ・ファーストヘルメットは2002年からず〜っとAraiのSZ-RAM2、なんと今年23歳になります。これまで交換した補修パーツの価格で同じヘルメットもう一個買える位...